ここがダメだよ日本サッカー!腹をくくれない協会幹部じゃ先が見えない?

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W杯ロシア大会のアジア2次予選のシンガポール戦と東アジアカップの北朝鮮戦での不甲斐ない戦いに、日本サッカー協会の大仁会長が、韓国と中国との試合の結果如何では、ハリルホジッチ監督の進退にも言及する可能性があることを示唆しました。
 
 
 
改めて言わせてもらいたいのは、八百長疑惑のアギーレ監督を続投させ、今年の始めの「AFC アジアカップ オーストラリア大会」では、選手固定の弊害から準々決勝で姿を消すという展開に、大会後にアギーレ監督を解任しました。
 
 
本来であれば、それまでにアクションを起こすべきだった日本サッカー協会でしたが、後手後手に回って中途半端な結果になったのは否めません。
 
にもかかわらず、進退が問われた大仁会長を始めとする協会幹部は、任命責任を取る事もなく、元々高級取りな彼らは、給与の自主返納で強引に幕引きを図るという、理事会での馴れ合いを露呈するような結末を選択しました。
 
 
 
そんな、日本サッカー協会が、ワールドカップロシア大会、そして日本サッカーの強化のために選んだのが、昨年のワールドカップブラジル大会で優勝したドイツ代表をも苦しめたアルジェリアを率いた、ヴァヒド・ハリルホジッチでした。
 
 

アギーレ解任後、親善試合でお披露目に間に合わせたかった協会のエゴ

 
アジア杯終了後に、後任監督人事に着手した日本サッカー協会でしたが、候補としては、実績監督の名がいくつか挙がるものの、契約の関係や遠いアジアの島国での生活への懸念から、ことごとく難色を示されたのは想像似難くありません・・・。
 
 
そんな中で、監督としての実績もあり、なおかつフリーで交渉が可能だったハルリホジッチ氏は、サッカー協会にとっては願っても無い相手だったでしょう。
 
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それもそのはず、アギーレ解任時には、「焦って決めない」と口にしていた大仁会長でしたが、日本代表の親善試合に間に合わせたい意向があることは見え見えでした。
 
 
それは、代表のゲームは観客動員やグッズ販売、テレビ放映権など複数の収入源として重要なコンテンツです。
 
そこに新監督決定となれば、さらに収益アップが見込めるのは、誰でも想像がつくところ。
 
 
日本サッカー協会は、目先のお金を最優先で監督人事を進めていたことは否定できません。
 
 
ただ、それでも、アフリカの弱小国と見られていたアルジェリアを決勝トーナメント進出に導き、ドイツと互角の勝負を展開した手腕は、日本にとっても魅力的であることは間違いありません。
 
 
そういった意味でも、今後の日本サッカーの強化をハリルホジッチ監督に託したと言って良かったはずですが・・・。
 
 

目先の試合に一喜一憂し金に目がくらむ協会の手のひら返し

 
ハリルホジッチ監督就任時には、ワールドカップロシア大会への出場、本大会での上位進出、日本サッカーの強化を託したはずの日本サッカー協会。
 
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そんなハリルジャパンに、「かませ犬」と言ってもいい親善試合を複数組み、勝って当たり前の相手に連勝した位で、「ハリルジャパン最強!」くらいの勢いで盛り上げた、協会とメディア。
 
 
ところが、いざガチでの勝負となった、W杯アジア2次予選のシンガーポール戦。
 
格下の上にホームゲームということもあり、誰もが完勝での予選スタートを期待したことでしょう。
 
 
しかし、結果は、徹底的に守りを固めてカウンター1本に絞ったシンガポール相手に1点も奪えず引き分けに終わりました。
 
さすがにこれには多くのサポーターが大ブーイングとなりましたが、まだまだメディアの協会も寛大な姿勢を見せていました。
 
 
そして迎えた「東アジアカップ」
 
初戦の北朝鮮との試合でまさかの逆転負けです。
 
 
気迫で迫りくる相手に戸惑う日本の選手は状況を変えることができませんでした。
 
東アジアカップは、開催国の中国、韓国、北朝鮮が相手という、言わば「反日国家」との決戦です。
 
 
特別な感情は入る試合と言って差し支えないでしょう。
 
 
そんな中、大会参加国中、最も力が劣ると思われた北朝鮮に逆転負けとあって、メディアもさすがに批判的な記事が目立ちました。
 
そんな中で、ハリルホジッチ監督の戦術に選手達が戸惑いを口にしたことから、一気にハリルホジッチ監督への批判が高まりました。
 
 

なぜ変ろうとしない日本の選手と協会幹部、そしてメディア達

 
冒頭でもお伝えしました様に、日本サッカー協会の大仁会長は、アジア勢相手の重要な試合で、立て続けに不甲斐ない戦いをした日本代表を率いる、ハリルホジッチ監督への進退問題を口にしています。
 
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全く呆れて物が言えません・・・。
 
 
そもそも東アジアカップは、日程の関係から国内組のみで挑む大会です。
 
しかも新しい選手が多数いるなか、連携やハリルホジッチ監督の方針が浸透する間もない中での出陣です。
 
 
そこで勝利のみを追求するのがそもそもおかしな話。
 
勿論、対戦する3ヶ国は日本にとって特別な相手であり、負けたくないのも事実。
 
 
しかし、日本代表が目指しているのはどこでしょう?
 
 
いつまでたっても目先の勝利に一喜一憂して、あげくに勝ち負け関係なく、メディアコンテンツとして盛り上げたい一心で、日本代表を甘やかし続けた、サッカー協会とメディア。
 
 
昨年のワールドカップで大きく期待を裏切った日本代表の反省という観点で大会後に報じたメディアがあったでしょう?
 
テレビを始めとする大手メディアについては、ほぼ皆無でした。
 
 
それが手のひらを返したように、このハリルホジッチ監督批判です。
 
論点もおかしいように思います。
 
 
日本サッカーを世界で戦えるように導く為に招かれたハリルホジッチ
 
言わば、現状はまだまだチーム作りの段階でもあります。
 
 
ハリルホジッチ監督のやり方は、昨年のワールドカップのアルジェリアの試合でも明らかです。
 
90分通してアグレッシブな攻撃、そして守備に早く鋭い動きを求めるものです。
 
 
その象徴が縦へのスピードです。
 
スタイルとして攻撃的なサッカーと言って間違いありません。
 
 
それを承知で、日本サッカー協会はハリルホジッチを選択したのではなかったのですか?
 
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いかに日本サッカー協会が、長期的視点で日本代表の強化を意識していないかが明白です。
 
 
加えて、代表に選ばれたJリーグの選手達も、ハリルホジッチ監督の戦術に対して無理と決めつけているものがいる始末。
 
監督の方針を理解し、ピッチでそれを体現するのが選手の仕事。
 
 
その上で、状況に応じて監督とコンタクトを取り、ピッチレベルで修正をするのも結局は選手。
 
 
日本サッカー協会という馴れ合いの組織に、小さな島国のサッカーリーグ「Jリーグ」しか知らない選手達が、世界と戦おうというのであれば、まずは監督の戦術を理解しやるだけやってみるべき。
 
それすらせずに、監督批判などおこがましい話です。
 
 
幸いなことに、何人かの選手はそのあたりを理解しようとしているように感じられます。
 
日本代表のチーム作りはまだ始まったばかりです。
 
 
欧州組がもてはやされるという意識を国内組は捨てるべきですし、チャンスは平等にあります。
 
特に国内組にとっては、東アジアカップでの3試合は、ハリルホジッチ監督の意図を身をもって知るチャンスです。
 
 
愚痴をこぼすくらいなら、監督と直接対話して次に活かすことこそ彼らのやるべき事。
 
 
元日本代表のゴマすりエセ解説者が選手擁護の発言をしているようですが、今はそのような意見に耳を貸している場合ではありません。
 
 

無責任な日本サッカー協会に改革の時は訪れるのか?

  
もし、東アジアカップの残り2試合、韓国と中国との一戦で結果が伴わなかった場合に、ハリルホジッチ監督の進退に言及する可能性を示唆した大仁会長。
 
もし、ハリルホジッチ監督を解任するというのならば、大仁会長を始めとする協会幹部は、今度こそ任命責任をとって総辞任すべきです。
 
監督一人に責任をすべて押し付けて済む問題ではありません。
 
 
ザッケローニ、アギーレの時にも色々ありながら、結局は自らの責任の所在をうやむやにしてきた日本サッカー協会。
 
 
今の日本サッカーに一番求められていることは、腐ったサッカー協会の改革に他なりません。
 
就任間もないハリルホジッチ監督を切るというのなら、サッカー協会の幹部も揃って首を差し出すべきです。
 
 
そこまでしなければならないところまで、問題を大きくしてしまったのは、他ならぬ日本サッカー協会なのですから。
 
 
 

協会の摩訶不思議?佐々木監督の進退はなぜ問われない?

 
男子サッカーのハリルホジッチ監督が、進退を問われる状況の中、女子サッカーのなでしこジャパンを率いる佐々木監督については、なぜ進退が問われないのでしょう?
 
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ご存知のように、男子同様に国内組で挑んだなでしこジャパン。
 
 
初戦の北朝鮮戦に続き、韓国戦でも逆転負けを喫しています。
 
試合後に反省の弁を述べる佐々木監督も、どこか冷めた感じにすら見えるのは気のせいでしょうか?
 
 
もしかしたら、このあたりは、サッカー協会が考える、東アジアカップの男子と女子の位置づけの違いがあるのかもしれません。
 
当初、今年のワールドカップ終了後に退任が有力視されていた佐々木監督。
 
 
しかし、日本サッカー協会は、今秋で契約満了を迎えるはずだた佐々木監督と来年3月までの契約延長を決めました。
 
その意図は年明けに待っている、リオデジャネイロオリンピックの出場権を賭けた戦いが待っていることが理由でした。
 
 
今の段階で監督を代えるのはリスクが高いということです。
 
 
それを言ってしまえば、ワールドカップのアジア2次予選が始まった男子サッカーの監督を今から代えるのも、相当なリスクなのでは?
 
 
と、言いたくなります・・・。
 
 
このあたりは、申し訳ありませんが、男子と女子の収益コンテンツとしての違いが大きいと言わざる得ません。
 
 
だからこそ、いつまでたっても目先の事しか考えられない日本サッカー協会なのです。
 
 
同じ東アジアカップでも、異なるプレッシャーを与えられている代表監督2人。
 
 
果たしてハリルホジッチ監督は、使い捨てられてしまうのでしょうか?
 
 
もしそうなら、日本サッカーはさらに衰退をしていくことになるのでしょう・・・。
 
 
それもこれも、まずは選手の奮起に懸かっています。
 
その上で、日本サッカー協会が腹を括るのか?
 
それともいつも通り責任転嫁をするのか?
 
 
東アジアカップで、改めて協会の体質が問われることとなります。
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