中国で開催されているサッカーの「東アジアカップ」
男女ともに、初戦の北朝鮮との試合で逆転負けを喫する展開となっています。
東アジアカップでは、対戦相手が、中国、韓国、北朝鮮と、日本に対して特別な感情をぶつけてくる政治色の強い相手ということもあって、まずは気迫が重要視される大会と断言してよいでしょう。
初戦では、男女ともまさにその気迫で負けていたと言われても仕方ない状況だったと思いますので、2戦目の「アジア永遠のライバル」韓国戦では、是非気持ちを全面に出してほしいものです・・・。
そんな注目の韓国戦に、なでしこジャパン期待の新司令塔、猶本光が先発出場する可能性が高いようです。
今回の東アジアカップでは、昨年2014年9月に開催された、韓国での仁川アジア大会以来の代表招集となった猶本光。
ボランチというポジションながらも、チャンスがあればゴール前にも積極的に出ていきたいと語っています。
代表初ゴールの期待も懸かる猶本光のプレーに注目です。
目指すは日本のメッシ?猶本光は代表に定着できるか?
ほぼ1年ぶりとなる日本代表入りを果たした猶本光。
ワールドカップカナダ大会では、おしくメンバー入りは叶わず、くやしい思いもしています。
長らくメンバー固定が叫ばれる佐々木監督率いるなでしこジャパンにおいて、21歳の猶本光は、まさに次世代の司令塔としての期待が懸かっています。
そのためにも、今回の東アジアカップはアピールのチャンスとなります。
猶本光は、大会前に、アルゼンチン代表でバルセロナのエース、リオネル・メッシをプレーの理想として上げています。
ポジションこそ違えど、ドリブルからシュートまで持ち込めるような攻撃も仕掛けられるようなボランチを目指しているようです。
ただ、猶本光の場合、どうしてもそのビジュアルイメージが先行している現実があります。
猶本光自身もそのあたりは気にかけているようで、実力・結果が伴わなければ、何も言えないと考えているようです。
そういう意識があるということも、なでしこジャパンを牽引する存在にまでなってほしいと思わせてくれる猶本光への期待が高まります。
宮間あや代表引退で猶本光が背番号8継承?
ポジション的には、なでしこジャパンの絶対的存在、宮間あやが常に猶本光の前に立ちはだかっていました。
そんな中、ワールドカップのカナダ大会で、決勝のアメリカ戦で完敗し準優勝に終わった際に、宮間あやは、代表引退を示唆していました。
ワールドカップで全試合にフル出場した背番号8。
30歳という年齢からは、来年のリオデジャネイロオリンピック、そして次のワールドカップ(フランス開催)まで、主力としてピッチの立つ事が可能な宮間あや。
その発言からは、今後の代表強化という意味でも、次世代へのバトンタッチが頭にあるようです。
今回の東アジアカップは、疲労やなでしこリーグの兼ね合いもあって、代表へ招集されなかったとされる宮間あやですが、このまま代表のユニフォームを脱ぐことになるのか注目されています。
そんな中、宮間あやの背番号8を身につける猶本光。
背番号8継承となるためには、この東アジアカップで存在感を示す必要があることは言うまでもありません。
来年のリオデジャネイロオリンピックを目指すのであれば尚更です。
8月4日(火)に行われる、日本対韓国の一戦は、まさにその第一歩と呼べるものにしなければなりません。
猶本光がなでしこジャパンの背番号8を勝ち取れるか?
大きな期待をもって注目してみたいと思います。