カシージャスがチームをレアルマドリードを離れる事が正式の決定し、セルヒオ・ラモスの去就にさらなる注目が集まる中、攻撃陣のエース、クリスティアーノ・ロナウドの周辺も急激に賑やかになってきたようです。
かねてから、レアルマドリードで孤独感を感じていると口にしていたとされるロナウド。
チームの重要な選手を毎年のように放出するフロントの姿勢を度々批判したこともありました。
そんな事もあり、古巣のプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドが狙っているという話が浮上していました。
しかし、ここにきて、もう一つのロナウドに熱い視線を送っていたあのクラブが、ついに本腰を入れてきたと見られています。
資金豊富なパリ・サンジェルマンのロナウド予算は?
先日、ドーハで、レアルマドリードのペレス会長が、パリ・サンジェルマンの幹部とロナウドの移籍について話し合いをもったとも報じられています。
もし、マンチェスター・ユナイテッドとパリ・サンジェルマンがロナウド獲得で競争となった場合、単純に移籍金で判断すれば、カタールからのオイルマネーで資金豊富と見られる、パリが有利でしょう。
現時点で、パリ・サンジェルマンが提示している移籍金が、1億2500万ユーロ(日本円で約167億円)とスペインメディアでは報じられています。
※マンチェスター・ユナイテッドは約134億前後と見られています。
気になる点としては、マンチェスター・ユナイテッドは、ロナウドのチームメイト、ガレス・ベイルも獲得候補に上げているとされ、レアルの両ウイングトップが2人揃ってプレミアリーグに流出する可能性も浮上しています。
ただ、ベイルについては、ベニデス監督の戦術に欠かせない選手の一人とも言われています。
果たして、昨夏移籍市場同様に、マンチェスター・ユナイテッドが驚きの獲得劇を演じるの注目ですが、それ以上に、パリ・サンジェルマンからは目が離せそうにありません・・・。
パリはロナウドとディ・マリアを両方獲りにいく?
パリ・サンジェルマンと言えば、チームを率いている、ローラン・ブラン監督が、ディ・マリアの獲得にクラブが動いていることを認めています。
ディ。マリアと言えば、先日、レアルマドリードのライバル、バルセロナが獲得を希望しているとの報道もありましたが、バルセロナは、FIFAから未成年者の登録に関する契約違反から処分を受けています。
このため、選手の獲得自体は可能なものの、2016年の1月までは、獲得した選手の登録が出来ないことになっています。
今が選手として最も良い時期となるディ・マリアが、今年一杯は試合に出られないといのはあまりも酷な話のため、そもそも可能性がひく過ぎるといってよいでしょう。
それ以前に、以前レアルマドリードにいた選手がバルセロナにいくというのは、かなり勇気のいる決断でもあります。
となれば、やはり現実的なのは、パリ・サンジェルマン移籍ということになります。
マンチェスター・ユナイテッドでの1年目を不遇は不遇のシーズンといってよかったディ・マリア。
昨夏にレアルマドリードがディ・マリアを放出した際に、フロントを批判したクリスティアーノ・ロナウド。
もし2人の再開がパリで実現すれば、かなり大きな話題でもあり、パリ・サンジェルマンにとってはこの上ないコンビを手に入れることになります。
しかし、その反面、これだけのビックネームが2人も揃って入団したら、ポジションを失ってしまう選手が出てくることも事実です。
オイルマネーを使って、パリ・サンジェルマンがどこまで本気で仕掛けてくるのか、今暫く目が離せない状況になりそうです。