2014年の夏の移籍市場で、レアルマドリードからプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに電撃移籍した、アルゼンチン代表のディ・マリア。
今オフの獲得に、レアルのライバルチーム、バルセロナが動くかもしれないとの噂が上がっています。
ディ・マリアは、マンチェスター・ユナイテッドでの活躍が期待されながらも、プレミアリーグのスタイルに馴染めず、納得のいかないシーズンを過ごしてしまいした。
昨年就任した、ファンハール監督も期待外れと見てるようで、選手としての価値が高いうちに移籍させて、他の選手の獲得資金に回したい思惑があるとの報道も出ています。
ディ・マリアは、僅か1シーズンでスペインへ舞い戻ってくることになるのでしょうか?
ディ・マリア移籍ならクラシコで地獄をみたフィーゴの再来か?
元レアルマドリードに所属していた、ディ・マリアが、もしバルセロナへ移籍となれば、どうしても頭に浮かぶのが、元ポルトガル代表のルイス・フィーゴです。
フィーゴは、1996年の夏にイタリアのセリエAパルマからバルセロナへ移籍し、右サイドのドリブラートして活躍し、バルセロナのシンボル的存在にまで上り詰めました。
しかし、2000-2001年のシーズンから、事もあろうに、バルセロナの宿敵である、レアルマドリードへ電撃移籍をしました。
その結果、フィーゴに裏切られたと怒り心頭となった、バルササポーターが、バルセロナにあるフィーゴは経営する日本料理店を破壊するなど大きな問題となりました。
当然ながら、伝統の一戦クラシコの際には、フィーゴめがけてペットボトルなどが投げつけられ、一度ボールを持てば大ブーイングとなっていました。
酷いときは試合が一時中断される事もあり、未だにフィーゴを許せないというバルササポーターも多数います。
そこに今回降って湧いた、ディ・マリアのバルセロナ移籍報道。
現時点で、具体的な獲得の動きはないようですが、もしバルセロナが、かつての宿敵である、ディ・マリアを獲得しようものなら、マドリスタ達が何をするか分からない状況になる可能性も否定できません。
フィーゴの時とは置かれている状況に違いはあれど、かつてレアルマドリードで活躍した選手が、宿敵であるバルセロナに移籍して平常心でいられるマドリスタがどれくらいいるのか未知数です。
ディ・マリアも、フィーゴの時の悪夢のような状況を知らないということはないでしょうから、マンチェスター・ユナイテッドを出るにしても、スペイン以外(フランス?ドイツ?)にしてほしいと願っているのかもしれません・・・。
ディ・マリア移籍ならマンUのロナウド獲得に追い風か?
もしディ・マリアが、噂されるバルセロナでないにしても他チームへ移籍した場合、同じく今夏に移籍の噂が出ている、レアルの元同僚であるクリスティアーノ・ロナウドの古巣マンチェスター・ユナイテッドへの移籍に追い風となるかもしれません。
なぜならば、かつてロナウドがマンチェスター・ユナイテッドで着けていた背番号「7」は、現在ディ・マリアが着けています。
そのため、ディ・マリアがチームを離れた場合、7番が空くため、今夏にもしロナウドがレアルから古復帰となった場合、これまで通り馴染みのある「7」番が身につけられます。
移籍金や年俸、そしてチーム内のポジションも重要ですが、ロナウドにとって何気に大切なのは、背番号7だったりするかもしれません・・・。
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