ハリルジャパンに手のひら返しのマスコミや選手には何も言わない似非解説者ってどう?

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ワールドカップロシア大会への第一歩となる、アジア2次予選のシンガポール戦での失態が尾を引くハリルジャパン
 
ここにきて、マスコミやサッカー解説者達がこぞってハリルホジッチ監督の戦術批判を展開しています。
 
負ける要素がないと見られていた、ホームでのシンガポール戦は、それだけの衝撃だったということでしょうか・・・。
 
 

相手がどこでも勝てば持ち上げ負けても楽観的だったはずが

 
これまで、日本代表については「勝てば官軍」のごとく、マスコミもサポーターも、相手がどこであれ、コンディションに難がある相手が前提の親善試合でも、とりあえず勝てば「日本代表強い!最強!」と盛り上がり、負ければ「次頑張ろう!今回はたまたま負けた」と、楽観的だったはず。
 
 
昨年のワールドカップでは、優勝宣言まで飛び出す勘違いした選手にノセられて舞い上がったサポーターやマスコミも多数いました。
 
結果的には、グループリーグで1勝も出来ずに優勝とはほど遠い、決勝トーナメント進出すら叶いませんでした。
 
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この際も、多くのマスコミは、新監督が誰になるかに注目し、ワールドカップの反省に紙面や番組を割いたところは皆無でした。
 
こういった、体質には、歯に衣着せぬご意見番のセルジオ越後氏も苦言を呈していました。
 
結果的に批判に晒されるのは、いつも監督だけという状況でしたが、このあたりもいかにも日本的なように思ったりもします。
 
 

悪いのは監督?でも試合をするのは選手では?

 
就任以降、親善試合では3連勝と順調に見えたハリルジャパン
 
しかし、肝心の本番となる、ワールドカップのアジア予選での、格下シンガポールから1点も奪えずに引き分け発進となったことで、マスコミやサッカー解説者は、手のひらを返した様にハリルホジッチ監督批判を展開しています。
 
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しかし、本当にそれで良いのでしょうか?
 
実際にピッチに立ってプレーしているのは選手自身です。
 
 
もっと言えば、ハリルホジッチ監督の指示を本当に選手たちは理解していたのでしょうか?
 
 
得点が奪えないまま、試合も終盤にさしかかっても、狭い中央のスペースで得点を狙うという選手の攻撃は、必ずしもハリルホジッチ監督の戦術ではなかったように映りました。
 
日本の選手の多くは、「言われなければ動けないけど、言われた通りにも動けない」という不可思議な特徴があります。
 
 
歴代の日本代表監督の元でも、そのような事は頻繁にありました。
 
 
そのあたりを照明する話として、元日本代表監督の岡田武史氏は、欧州の選手のような個人の戦術の高さは日本人にはないため、1から10まで教える必要があると口にしていたことがあります。
 
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要は、監督の意図を感じるということには長けていないということ。
 
 
手取り足取り、すべて指示しなければ伝わらないのです。
 
 
それでも、親善試合などでは、相手の本気度も低いため、なんとなるのですが、これが真剣勝負となると、状況によって、テンパってしまい、本来あるべき戦術は鳴りを潜め、個々の低いスキルでの戦術が顔を出すため、通り一辺倒になってしまうのではないでしょうか?
 
 
監督と選手のギャップは今に始まったことではありませんが、根本的な問題だけに根が深いと言わざる得ません。
 
 

アギーレの方が良かった?手のひら返しのマスメディア

 
ハリルホジッチ監督の采配ミスを指摘する声が上がる中、前任のハビエル・アギーレ氏の方が良かったという意見があるようです。
 
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全く持って意味不明の意見です。
 
 
八百長問題で揺れるアギレー監督を、日本のマスコミはこぞって疑問していたはず。
 
今年の1月に開催されたアジアカップでは、選手固定で疲労も積み重なり、試合に出られなかった選手は連携がとれず、監督の指示も伝わらず、優勝が義務づけられた大会で準々決勝で敗退しています。
 
 
この際にも、アギーレの采配や戦術は批判の的に晒されました。
 
 
そもそも、アギーレ監督時代は、就任当初こそ、積極的に若手を招集する姿勢を見せていたものの、親善試合で思う様に勝てないとなると、ザッケローニ監督時代の選手をベースにしたチームに戻しました。
 
 
2018年のワールドカップのために呼ばれた監督が、サッカー協会の圧力なのか?
 
目先の勝利を最優先するために、自らの方針を捨てた瞬間だったのではないでしょうか?
 
 
そして結果的に、メンバーを固定し戦い続けたアジアカップは、優勝とはほど遠い場所で終わりを迎えました。
 
結果的には、八百長問題はあったものの、アジアカップでの結果が、その後の解任に大きな影響を与えたのは間違いないでしょう。
 
 
にもかかわらず、アギーレの方は良かったとは、今の段階で口にするのはおかしな話です。
 
 
それよりも、たかだか親善試合で3連勝したくらいで、日本代表が強くなったと錯覚した、マスコミや似非サッカー解説者こそ、反省をすべきではないでしょうか・・・。
 
 
2018年に向って、そして日本サッカーのレベルアップに向って、まだまだ課題が山積みであることが露呈したハリルジャパン。
 
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監督にすべての責任を追わせるような段階でもない今、選手に対しても厳しい視線を注いでほしいものです。
 
 
特に、元日本代表経験のあるサッカー解説者の皆さんには。
 
 
取材がやりにくくなるからといって、変な気を使っていては、選手のためにはならない筈です。
 
強い日本代表を実現するためには、監督一人にすべてを押し付けてはダメなのだと言えるのではないでしょうか・・・。
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