破産から復活への第一歩!パルマがアマからプロへ昇格

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 parma1913

2014-2015シーズンにクラブが破産したイタリアのパルマFC。

今シーズンは、アマチュアチームとして、イタリア4部にあたる「セリエD」からの再スタートを切っていました。

チーム名も、「パルマFC」から「パルマ・カルチョ1913」へと変更して挑んだシーズンでした。

※1913は、パルマ近郊生まれの音楽家である、「ジュゼッペ・ヴェルディ」の名前を取り、ヴェルディ・フットボール・クラブ として、クラブが誕生した、1913年7月27日が由来となります。

地元の強力を得て、アマチュアとして戦っているセリエDで、4月17日の、対デルタ・ロヴィゴとの試合で勝利しを決めたことで、セリエDでの優勝が決まり、無条件で、イタリア3部にあたる「レガ・プロ」への昇格が決まりました。

元プロの意地?圧倒的成績でアマからプロへ昇格にベテランの思い

イタリアセリエAの名門クラブの一つであった、パルマ。

かつては、元日本代表のMF、中田英寿氏が在籍したチームとして、日本でも名の知られたクラブでした。

破産の前年には、創立100周年を迎えていただけに、昨シーズンの「破産宣言」は大きな衝撃をイタリアサッカーファンに与えました。

名門復活を懸けた第一歩となった、アマチュアチームとしての今シーズン。

セリエD優勝を決めた、デルタ・ロヴィゴとの一戦までで、35戦を25勝10分けという成績を納め、得点73点も素晴らしいのですが、失点が僅か15失点と、ここまでリーグ最小失点に抑えているところが優勝を手にした大きな理由だと言えます。

パルマ・カルチョ1913は、セリエDで残り3試合。

このまま無敗でシーズンを終える事が出来るか注目が集まっています。

アマチュアでの再スタートとなったパルマがたった1年でプロ復帰となった背景には、やはりあのベテラン選手の存在が欠かせないように思います。

パルマ・カルチョ1913の主将として、パルマFC時代からチームを支えてきた、DFのアレッサンドロ・ルカレッリ(38歳)です。

Alessandro
(出典:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201508030008-spnavi?p=2)

昨シーズンのクラブ破産により、セリエDへと降格が決定した際に、チームへの残留を決意。

骨を埋める覚悟で、パルマの再出発にすべてを懸けました。

そんな、アレッサンドロ・ルカレッリは、パルマ・カルチョ1913のセリエDでの優勝を受けて、自身のTwitter上で、「新しい時代の夜が明ける。太陽は俺たちの旗の色だ」と投稿しました。

まずは、第一歩となるアマチュアからプロへ昇格を果たしたパルマ・カルチョ1913。

ルカレッリが見据えるのは、やはりトップリーグのセリエAなのでしょう。

今シーズン38歳となるベテランが、生まれ変ったパルマで、もう一度プロサッカー選手としてどこまでチームを率いて駆け上がってくるのか?

イタリアのサッカーファンならずとも気になるところです。

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