アメリカメジャーリーグ「ブルージェイズ」から、カブスでのマイナー契約で2016年をスタートさせる事となった、ムネリンこと川崎宗則選手。
今年は日本球界復帰の可能性も報道されていただけに、マイナー契約でのアメリカ残留は日本の野球ファンにとっても複雑なところかもしれません。
1月24日放送のTBS系列で日曜朝に放送されている「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで、ゲストの王貞治氏が、ムネリンについて、ソフトバンクとしては声をかけたことを口にしました。
王貞治氏によれば、「彼はアメリカが好きみたいです」ということで、金銭やチーム内のポジションなどではなく、自由の国アメリカでの生活にハマっているということなのでしょう。
そもそも、イチローに憧れてメジャーリーグへ行き、当初はまるでイチローのストーカーのようだったムネリンですが、気がつけばアメリカそのものが好きになっていたということです。。。
これには、ご意見番の張りさんも呆れてしまったのかなんなのか、もうお手上げで、今回ばかりは日本に帰ってこいというラブコールを送りませんでした。
これまでにも毎年シーズンオフになると、ソフトバンクを始めとする日本の球団からラブコールを受けながら、マイナー契約であっても、レギュラーを取れなくてもアメリカという国にムネリンがこだわり理由とはどこにあるのでしょうか?
ムネリンがアメリカにこだわり理由とは?
2016年はカブスという新天地での勝負となるムネリン。
しかし、これで5年連続でのマイナースタートです・・・。
ブルージェイズ時代は、監督やチームメイト、そしてファンからも愛されたムネリン。
極端な話、プレーで魅せられなくても、その存在そのものがチームを明るくしてくれる存在でした。
数字の上での貢献は低かったものの、2015年のシーズンに22年ぶりの地区優勝をブルージェイズが決めた事に少なからず貢献したことは事実です。
ただ、ムネリンが、ただ楽しいからアメリカにいるという事が日本球界に復帰しない理由という訳ではなく、そこにあるのは、「進化・挑戦」ということが大きな理由のようです。
新天地カブスでのマイナー契約であり、チーム自体も若手が多く、ムネリンにとっては、ある意味ブルージェイズ以上にメジャー昇格が困難なチームかもしれません。
それでも、ムネリンがアメリカでのプレーにこだわったのは、友人から「大変ということは、大きく変わると言う意味でもある」と言われたことが大きいようです。
ムネリンには、その一言がとても響いたそうで、もう1発アメリカで挑戦してやろうという気持ちが強くなったそうです。
今年、35歳を迎えることとなるムネリン。
シーズンオフで帰国した際に、SVOLME社とのスポンサー契約での会見の際には、「もう1回チャレンジしたい気持ちでいっぱい!」と口にしたムネリン。
(引用元:http://www.sankei.com/photo/daily/news/160123/dly1601230010-n1.html)
新天地のカブスでは、そのキャラクターで愛されるだけでなく、プレーでも存在感を示したいという意気込みを感じさせました。
アメリカにこだわるムネリン。
なんだかんだで、やっぱりイチローの背中を追いかけているのかもしれませんね。。。