少なくとも50歳まで現役と考えるイチローの日本球界復帰の可能性は?

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日米通算でピート・ローズのもつメジャーリーグ記録4256安打を超え、4257安打としたマーリンズのイチロー選手。

記録達成後の会見では、メジャーリーグという括りでの記録について、ピート・ローズの記録を超えるとするならば、ジータのような人格者であってほしいという発言がありました。

このあたりは、あまりにも女々しいコメントを出すピート・ローズへのイチローなりの皮肉と言えるでしょう。

では、そんなイチロー自身が、日米通算ではなく、メジャーリーグのみでの安打数で、ピート・ロースのもつ4256安打を超える可能性はあるのかと言えば、かなり厳しい数字であるのは確かです。

現時点で、今シーズン中の、メジャー通算3000安打は、余程のアクシデントでもない限りは、達成されると見られています。

しかし、そこからさらに1257安打を積み上げるとなると、今のイチロー選手の立ち位置では、相当困難なのは言うまでもありません。

現在所属するマーリンズでは、基本的には代打要員。

レギュラーの怪我や好不調の波、相手投手との相性などで、イチロー選手がスタメンに名を連ねることは当然今後もあるものの、シーズン通してのレギュラーメンバーというポジションは、42歳という年齢からも大変なとろこではあります。

ここ数年は、「引退?」「日本球界復帰?」

といった話題も出るくらいベテランの域に達しているイチロー選手。

しかし当の本人は、そのどちらにも無関心である様子です。

イチロー50歳超えまでは現役に自信あり?最後は日本復帰もある?

イチロー選手発言として、ニューヨークのメディアが、「少なくとも50歳までは続けたい」と語っていることを報じました。

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一説には、自身の背番号である「51」にちなんで51歳までは現役でいたいとの話もあります。

なんと言っても、気になったのは、「少なくとも」という下りです。

「出来れば50歳まで続けたい」ではなく、「少なくとも50歳」というところが、なんともイチローらしいかと。

本当に彼自身の発言かどうかということはありますが、日頃のイチロー選手の野球に取り組む姿勢を見る限りは、リップサービスや噂レベルではなく、本当に50歳でもうやれそうな気がしてきます。

ただ問題としては、イチロー選手が実際に今置かれている立場を思うと、40代という年齢から、マーリンズに限らず、他のチームも、若手の起用、将来の主力を育てるという大前提があります。

ベテラン頼みというのは、どのスポーツにおいても、一時的にはあっても、それが未来永劫続く訳ではありません。

イチロー選手自身もヤンキース時代には苦汁をなめさせられた経験があり、現在もレギュラーポジションを確約されている訳ではありません。

もちろん、42歳という年齢を感じさせないプレーが期待でき、試合に出れば、チームにとって重要な役割を果たせる選手。

それは、今後1年や2年で急激に衰えるものではないのかもしれません。

しかし、メジャー各球団のチーム事情、方針から見れば、数年後には契約そのものがさらに大変な状況になっていくのは想像に難くありません。

走攻守に万能なイチロー選手は、チームに一人は置いておきたいタイプとも言えますが、このままマーリンズとの契約が続くのか?

移籍の可能性も当然あるだけに、今後イチロー選手にどれくらいの引き合いがあるのか気になるところ。

最終的には、日本球界復帰で、神戸(オリックス)に戻ってきて選手生活を終える可能性もあるのかもしれません。

ただ、イチロー選手自身は、アメリカで野球をすることがとても楽しいという声もよく聞かれます。

現役に拘るのであれば、イチロー選手のその人気による話題性、移動などの負荷も少ない日本のプロ野球は、当然選択肢の一つになりそうなものですが、果たしてイチロー選手自身はどう思っているのでしょう・・・。

ただ、日本のファンとしては、最後はやはり日本で現役生活を終えて欲しいと願う人が少ないないでしょう。

その中の一人に「野球界のご意見番」張本勲氏がいることは言うまでもありません。

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(出典:http://samurai-matome.com/j-2/yokohama/64061.html)

先日も、自身はレギュラー出演する「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで、イチロー選手の日米通算最多安打記録についてふれ、「イチローを見た後ではどの選手も色褪せて見える。興味がない」とまで発言。。。

もはや、解説者でもコメンテーターでもない、ただの「野球好きの爺さん」と化してしまった張本勲氏。

このような人が、未だ現役の解説者のような状況こそ奇跡と思えます。

でも、ある意味、メジャーリーグにいき日本球界復帰を望まない選手の多くは、こういうOBがいることが不快なのだろうなと思わずにはいられません。

果たしてイチローは、その背番号まで現役を続けられるのか?

まだまだその挑戦は道半ばのようです。

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