いよいよ、明日7月2日(木)の午前9時(日本時間)キックオフを迎える、なでしこジャパン対イングランドの準決勝。
ここまで、物足りなさもありながら、順当に勝ち上がってきた、なでしこジャパン。
しかし準決勝の相手、イングランドは、これまでまだ一度もなでしこが勝利したことのない相手(4戦2敗2分け)
しかも優勝した前回のワールドカップで、なでしこジャパンが唯一の黒星を喫した相手でもあります。
それでも、今の力関係を考えれば、なでしこ有利と見る向きも少なくないのですが・・・。
気がかりなのは、女子イングランド代表チームは、男子と違ってハングリーな点でしょうか?
イングランド代表の優勝で手に入るボーナスとは?
イングランド代表といっても、男子に比べ女子の場合は、年俸も比べものにならないくらい低く、一部のなでしこジャパンの選手同様、他の仕事で生計を立てながらサッカーを続けている選手も少なくありません。
その中でも、MFのウィリアムズは、ホームレスのような状態でサッカーを続けた不遇の時代も送っています。
そんな彼女達に、今回のワールドカップで優勝した場合に支払われるボーナスが、一人あたり35,000ポンド(日本円で約672万円)と言われています。
ちなみに、昨年のブラジルW杯での、イングランド男子代表チームが優勝した場合のボーナスは、この10倍以上とも言われています。
彼女達にとっては、サッカーを続けるためには、35,000ポンドはどうしても欲しい賞金なのです。
実際、今大会では、これまでにも段階的に勝利ボーナスが支払われているそうです。
グループリーグ突破時、そしてベスト8にベスト4と、詳細な金額は明らかとなっていませんが、すでに3度のボーナスを獲得しているイングランド代表女子。
金銭面では、なでしこジャパンを下回るとされるイングランド代表が、そのハングリーさで、前回大会同様、あるいはそれ以上に、なでしこを苦しめるかもしれません。
イングランド戦に挑む、なでしこジャパンの佐々木監督は「負ける気がしない」と公式記者会見で口にしましたが、「5度目の正直」で、今度こそイングランドから初勝利なるか注目です。
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