
先日のフランス代表との親善試合に出場した、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド。
若干の見せ場は作れたものの、この試合でも結局ノーゴールのまま、後半早々に途中後退でピッチを後にしました。
今シーズンは、リーガにおいて開幕から2戦不発という状態にあり、ロナウドにとっては、リーガ史上初の出来事でもあります。
だからといって、シュートを打っていない訳でもなく、相手ゴールにも迫っており、そういった意味では、これまでのシーズンとシュートチャンスそのものが大きく減ったということではないのは明らかです。
しかし、フィニッシュがどうにも決まらないという・・・。
ベニデスの存在がロナウドのゴール欠乏症のキッカケ?
今シーズンから、アンチェロッティに代わってレアルマドリードの監督に就任したベニデス。
まさかのベイルトップしたを採用するなど、昨シーズンまでとは、当然といえば当然なのですが、戦術や選手起用の方針も全く変ります。
練習一つとっても変化がある中で、シーズン開幕前には、ロナウドとベニデス監督が対立する場面もありました。
リーガ開幕後も、試合中どこか苛立っているかのようにも見えるロナウド。
監督との関係が上手くいってないということなのでしょうか?
スペインではロナウドのポジションを変える議論まで
スペインメディアの中には、ベニデス監督の基本システムである、4-2-3-1というフォーメーションにおいて、ロナウドが2列目の左ウイングというポジションに変ったことが、試合においてチームへ好影響を与える事が出来ていないのではないかという議論に繋がっています。

昨年までであれば、3トップの左に位置していたロナウド。
微妙な違いですが、トップ下にベイルがいることもあり、感覚的には、大きな違いを感じているのかもしれません。
さらに、試合中にロナウドが右サイドにチェンジしたり、ベイルが左サイドに開いたりと、試合の中で、ポジションチェンジも度々行われています。
このあたりは、ベニデス監督の指示なのか?選手の判断なのか?どちらとも言えませんが、ロナウドの中で何かがしっくりときていないのかもしれません・・・。
いっそ、ロナウドをセンターフォワードに置いてはどうかという意見もあるようです。
しかし、その辺りについては、リーガ開幕戦の、S・ヒホンとの一戦で、後半に1トップで出場していたヘセを下げて、ハメス・ロドリゲスを入れた際に、ベニデス監督がロナウドにセンターフォワードに入るよう指示を出すも、これをロナウドが拒否したとされています・・・。
そのようなところからも、ロナウドとしては、センターフォワードの位置は好まないという事が見えてきます。
あくまでサイドから切り込んでいくスタイルがお好みなのでしょう。
かつてないゴール欠乏症が心配されるクリスティアーノ・ロナウドですが、そうはいっても、まずは1本決めることで、結局は、いつものロナウドが見られるような気もしますが、いかがなものでしょうね。。。