FCポルトへの移籍が決定的となった、レアルマドリードのGKイケル・カシージャス。
近日中には、クラブ側から正式発表があると見られています。
しかし、その一方で、今夏獲得が決定的とされていた、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアの獲得交渉が未だ難航中のようです。
レアルマドリードでは、昨夏に獲得したセカンドGKのケイラー・ナバスがアキレス腱の故障で約3週間程復帰まで時間が必要な状況です。
さらには、3番手に位置する、フェルナンド・パチェコも退団の可能性があるため、このままでは、リーガ開幕前のプレシーズンマッチをキーパー不足のまま迎えることになりそうです。
選手にしてみれば出番を求めるのは当然で、レアルマドリードというブランドはあっても、試合に出てナンボです。
ビッククラブならではのオフシーズンの選手補強が、GKに至っては思わぬ誤算となっているようです。
レアルのディフェンスラインはリーガ開幕までに安定する?
レアルマドリードでは、年俸要求額に隔たりがあるとされるセルヒオ・ラモスの契約延長交渉に動きが出ていない様です。
ペペについては、年俸よりも契約年数が焦点とされていたようですが、クラブ側が放出する可能性も指摘されています。
一部では、2018年までの契約で合意間近とも伝えられています。
監督も代わり、チームとしてはベースとなるフォーメーションでの選手起用をプレシーズンマッチで試し開幕に備えることとなりますが、GKとDFが不安定なまま開幕へ突入とならなければ良いのですが。
マンUのデ・ヘア獲得交渉難航はラモス?アトレティコ?
レアルマドリードが獲得を熱望する、マンチェスター・ユナイテッドのGK、デ・ヘアですが、移籍合意間違いなしと見られていたキーパーとの交渉は難航しているようです。
一体なにがネックになっているか?
交渉難航の理由として考えられるのは、セルヒオ・ラモスの存在。
契約延長交渉中のラモスについて、マンチェスター・ユナイテッドは、デヘア・との交換トレードを前提に交渉を進めたいとされています。
しかしレアルマドリードは、そのつもりはなく、あくまでデ・ヘアの一本釣りを狙っています。
そこに左右される、移籍金の違いなども、マンチェスター・ユナイテッド側の目論みと、レアルの方針が噛み合ないのかもしれません。
そして、もう一つ懸念されるのが、デ・ヘアがレアルマドリード移籍となれば、ダービーマッチが荒れる恐れがあるということ。
以前にも御紹介しましたが、デ・ヘアは、マドリード出身で、元々アトレティコ・マドリードの下部組織育ちで、そのままトップチームデビューしています。
その後、2011年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍したのえすが、事もあろうにスペイン復帰がライバルチームのレアルマドリードとなれば穏やかではありません。
このため、ダービーマッチの際は、アトレティコのホームゲームにデ・ヘアが出場した場合、凱旋ムードになるどころか、サポータの怒号が渦巻く可能性が否定出来ません。
デ・ヘアとしては、条件以上に、そちらの方が気がかりな可能性も否定できません。
色々と難題山積みのようにも思える、デ・ヘア獲得交渉。
カシージャスに戦力外通告を行なったのは失敗だったとならなければよいのですが・・・。
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