セルジオ越後が日本サッカー協会へ喝!「すばらしい企業だよ」と最高の皮肉
アギーレの解任騒動から代表後任監督人事のゴタゴタで揺れる日本サッカー協会ですが、2月12日の理事会で、まさかの決定が下され、改めて日本サッカー協会への批判が高まっています。
理事会では、大仁会長や原専務理事への責任を問う声は上がらず、結局処分はなし。
その代わりに、自ら給料の自主返納を決めました。
大仁会長が、4ヶ月間給料の50%をカット。
原専務理事と霜田技術委員長が30%カット。
責任なしと理事会で判断が下された中で、給料の自主返納。
それって、責任を感じてるということでは?
こんなグダグダの日本サッカー協会に、セルジオ越後氏が喝をいれました。
理事会後の会見で弁護士を伴って登場した大仁会長。
セルジオ越後氏は、「いったい何を恐れているのか?」とその様子に苦言を刺しました。
形だけの責任を取ったフリにであり、後任がいないというみじめな協会の現実をセルジオ越後氏は嘆いています。
さらに、今回のアギーレ解任で金銭的な損失はどれくらいだったのか?
そのあたりも、隠し通そうとするサッカー協会。
アギーレ解任で違約金はないとの発言が大仁会長からはありましたが、アギーレ自身だけではなく、通訳やコーチなど含め、全くお金が必要ない状況というのはありえないはず。
それを、今回の3人の給料カット分でまかなえるはずがないと・・・。
こんな矛盾だらけの日本サッカー協会に対し、セルジオ越後氏は、「まったく素晴らしい企業だよ。ここに就職できればたいした仕事をしなくても勝手に偉くなっていくし、損害を与えてもクビにはならない。最高だね!」と。
今回の流れを見ていて感じるのは、日本サッカー協会が、まるで公務員のように見えること。
一般の企業であり得ない事が公務員の世界では度々起こっていますが、まさにそれと同じ。
なれ合い体質で、税金を自由に使い、飯をくってる世間の景気など一切関係な別世界の連中の言動と一緒です。
日本サッカー協会は、公益法人なので、我々の血税も投入されている組織。
にも関わらず、世論が一切反映されない、閉鎖された組織であるというのはいかがなものでしょうか?
こんな組織に日本サッカーの未来が委ねられていると思うと、セルジオ越後氏でなくても、皮肉を言いたくなるのは当たり前ではないでしょうか。
アギーレ後任人事が難航するのも当然の結果だと思います。
大仁会長や原専務理事だけでなく、その裏で日本サッカー協会を牛耳る、川淵氏も含め、真の責任を取ってもらいたいものです。