2015FIFA女子ワールドカップの決勝トーナメント一回戦のオランダとの試合を2対1で勝利しベスト8進出を決めたなでしこジャパン。
次は、ベスト4をかけてオーストラリアと対戦します。
決勝トーナメントは組み合わせにも恵まれ、ドイツやアメリカとは決勝まで進まなければ対戦がないというのは、連覇を狙うなでしこジャパンとしては相当ラッキーと言える展開です。
ワールドカップ初出場のオランダ相手に危なげない試合をしたとは言え、2点リードしながら、最後の最後でバタつくあたりは、今後の闘いに不安を残す事となりました。
オランダ戦でのゆとりが今後の試合では焦りになる懸念
決勝トーナメント一回戦のオランダとの試合を、なでしこジャパンの選手たちが振り返っていました。
MFの宮間あや選手は、「オランダがらしいサッカーをしてくれたのでの戦い方としては分かりやすかった」と表現し。
同じくMFの阪口夢穂選手は、「思った以上に前からのプレスhがなくて、マークも剥がしやすかった。」と想定していた以上にオランダ戦は戦いやすかったということが伺えます。
そのため日本はゆったりとした試合展開でゲームそのものをある程度コントロールすることができたのだと思います。
オランダと言えば、男子では世界トップレベルの攻撃陣を要する強豪国ですが、女子の場合は、まだまだそこまでのレベルには達していません。
次のオーストラリア戦や勝上がったとして待ち受けるであろう、ドイツやアメリカ相手にはオランダ戦のような闘いは望むべくもなく。
ゆとりのある試合の後ほど怖いようにも感じます。
男子のアジア2次予選でシンガポール相手に、どれだけ攻めても1点も奪えなかったように。
親善でのふぬけのようだったイラク戦での快勝でどこか油断があったのか?
そんな風にも思えた男子の日本代表。
なでしこジャパンにとって怖いのは、グループリーグを通じて、ここまで本当に強いチームとの試合が組まれていないこと。
オランダ戦のようなゆとりが今後の闘いでは、大事な場面で焦り繋がるような危険性も感じますので、佐々木監督の手腕が、ある意味見所のような気もします。
ワールドカップ連覇まで後2試合。
なでしこジャパンにとっては、ここからが本当の試練となる闘いとなるのでしょう・・・。