サッカー王国ブラジルに異変?国内のサッカー人気に陰りの兆候!
サッカーと言えば、ブラジル。
ブラジルと言えばサッカー。
これは世界中の共通認識であり、ブラジル=サッカー王国
というのが、常識でしたが、そのブラジルに今サッカー衰退の兆しが現れ、王国が揺れています・・・。
今年は、ワールドカップのホスト国として、優勝が絶対条件とされ、それに見合う強さも持ち合わせていた筈が、ネイマールの負傷欠場から、ドイツとの決戦には、史上初めての屈辱的な、1対7で大敗するという異常事態となりました。
そもそも、国内では、ワールドカップ開催に反対する声も大きかったなかで開催されたワールドカップにもかかわらず、決勝の舞台に進む事が出来なかったカナリア軍団。
そのため、ブラジル国内では、ドイツ戦の大敗後、町中で暴動が起きてしまったのは、記憶に新しいところです・・・。
そんな自国開催のワールドカップの不甲斐ない成績、戦いの影響もあってか、今、ブラジル国内のサッカーは集客力が大きく落ち込み、王国のサッカー人気に陰りが見えている異常事態となっているのです。
現在、1部リーグのシーズン平均観客数が、16557人となっており、この数字は、日本、中国、アメリカといった、言わば、「サッカー後進国」の数字より低いものとなっています・・・汗
その低い数値を裏付ける一つの材料として、実はブラジルではサッカー王国とは思えない現実があります。
実は、ブラジル国内のスポーツ全体の収益中、サッカーは、僅か2%しかないのです。
これは、欧州のイングランドの30%やドイツの20%と比べても遥かに下回る収益で、かなりの衝撃的な現実と言えます。
ブラジルと言えば、ペレを始め、ジーコ、ロマーリオ、ロナウド、そして、ネイマールといったスター選手を常に排出してきましたが、多くの有力選手は欧州リーグに移籍するのが当たり前の時代。
そんな中、ブラジル国内では、深刻な状況が着実に進んでいるという事になります。
たらればの話になりますが、今年のワールドカップブラジル大会で、もしブラジルが優勝していたら、国内のサッカー熱に追い風になっていたのは間違いないだけに、今回の自国開催のワールドカップは大きな汚点となってしまったという事なのでしょう。
ただ、そうはいっても、ブラジルとサッカーは切っても切り離せない関係なので、ここからの巻き返しを間違いなくしてくると思いますので、今後のブラジルサッカーに個人的にも期待したいと思います。