6月16日(火)にホームで開催された、ワールドカップロシア大会のアジア2次予選、対シンガポール戦で、まさかの無得点ドローとなった日本。
格下のシンガポール相手でのホームゲームは最悪のスタートとなり、ハリルホジッチ監督は怒りを抑えるのに必死のようにも見えました。
そんなまさかの展開に、やはりこの人は黙っていませんでした。
そう、日本代表に対して、唯一?歯に衣着せぬコメントが出来る、セルジオ越後氏です。
セルジオ越後が斬る!ハリルジャパンで何が変った?
セルジオ越後氏は、先日の親善試合のイラク戦についても物申していましたが、シンガポール戦についても、ざっくり斬っています。
※イラク戦についてのセルジオ越後氏のコメントに関する記事はこちらです。
セルジオ越後氏は、親善試合ではなく、ガチの勝負で日本をしっかり研究してきたシンガポール相手に、ボールポゼッションで相手を圧倒し、シュート20本以上放った日本から、展開力やスキルを感じられなかったと言います。
相手に裏のスペースを消され、責めあぐむ姿は、アジアカップのUAE戦を思わせるものだったと・・・。
ハリルホジッチ監督になって、一体何が変ったのか?
むしろ、シンガポールの監督を褒めるべきと。
明らかに格下と言える相手から、得点を重ねてしっかり勝ちきるのが強いチーム。
本当に力のあるチームのエースなら1人で4〜5点は取ってるような試合でドローという結果に憤慨しているセルジオ越後氏。
ハリルホジッチ監督の厳しさについて、セルジオ越後氏は、「日本人は厳しく追及された時に、それを跳ね返す文化がない」と言います。
これについては、なんだか妙に納得。
状況が悪くなると、下を向いてしまい、監督の声がまともに耳に入らずテンパってしまう選手が日本代表にはたくさんいます。
格下相手にまさかの苦戦に、まさに頭の中が真っ白だったのかもしれません。
セルジオ越後氏は、試合後の選手のコメントにも苦言を呈していました。
良くなかったところを修正して次に繋げたいと、キャプテンの長谷部選手を始め、複数の選手が口にしたことについて、「いつも同じ事を言っている。次の試合も出場できるものだと思ってる?」と・・・。
このあたりの選手の反応は、確かに以前から気になるところです。
同じ事の繰り返しで進歩が感じられないのは事実。
そして、代表での生き残りというハングリーさが、今の代表の選手からは感じられません。
過去には、現在は日本代表に招集されていない、遠藤選手が、ワールドカップブラジル大会に挑む、代表メンバー発表前に、本大会での豊富を、メンバー入りしていることを前提に口にしていました。
監督は代われど、ここ何年の中心となる選手が変っていなかったせいもあるのか、どこか決まった選手の仲良しクラブ感が溢れ出ているのは気になりました。
セルジオ越後氏の選手のコメントに対する苛立も、このあたりの選手の勝負に対するハングリーさの少なさを危惧してのものかもしれません。
今回のシンガポール戦では、まさかの無得点ドローに、一部のサポーターからは、試合後にブーイングもありました。
セルジオ越後氏はそのあたりについて、代表のユニフォームを着るとブーイングをしなくなるし、今日も少ない。
海外なら、自国の代表チームがこんな試合をしたら翌日にメディアは大荒れだけど、日本のメディアがちゃんと批判するか楽しみと口にしています。
実際問題、現在のサッカー解説者の多くは、代表チームに対して、甘いというか馴れ合いというか、接待というか(汗)気を使いすぎて、なんとか持ち上げようとする発言しかしません。
例えば、松木安太郎氏やゴン中山氏は特に目立ちます・・・。
しかし、本当に酷いゲームでした。
唯一の救いは、これがアジア2次予選だったこと。
力関係からいけば、日本は残り試合すべて勝つくらいの力はあるので、これで尻に火がついて、勝負に徹することがきっと出来るでしょう。
もしこれが、アジア最終予選だったら、とんでもない事に繋がっていたのですから・・・。