アギーレ監督の八百長疑惑に振り回され、すったもんだのあげく、騒動沈静化のために、ハリルホジッチを新監督として迎えた日本サッカー協会。
大仁会長の退任問題もうやむやにし、何も無かったかのような協会の体質には多くのサッカーファンのみならず呆れ返ったこともまだ記憶に新しい中、FIFA幹部の収賄容疑が噴出し、「汚職まみれのFIFA」と揶揄される中。
日本サッカー協会の名誉会長である小倉純二氏は、FIFAに対して、残念でならないとの発言をし、早期の正常化を望むコメントを出していました。
その上、疑惑の渦中にあった、プラッター氏を会長選では指示すると投票前に明言していた、大仁会長。
火の無いところに煙は立たない訳で、それでもプラッター氏を推したということは、何かしらの思いがあってのことだと思います。
結果的に、再選したプラッター元会長の辞任により、さらなる混迷を深めることとなったFIFA。
アギーレ解任騒動と同様、またも何も無かったかのような態度を取る大仁会長には、清く責任を取って頂きたいと思うのですが・・・。
日韓W杯における疑惑は韓国だけでなく日本も?
2002年にアジアで初となる、日韓ワールドカップ招致の際に、韓国が共催に持ち込む為に金銭を裏でばらまいたということは、招致決定前後から噂されていました。
その上、本大会では、決勝トーナメントの韓国戦2試合にても審判の誤審に対して買収疑惑が持上がるなどありました。
今回のFIFAの汚職問題で、そのあたりも捜査対象となるのではないかと見られています。
しかし、日本も他人事ではないという声もあります。
日韓W杯招致活動の際には、FIFAの視察団に対して、金銭までは送らないまでも、真珠を始めとする高級品の贈呈をしたと言われています。
それこそ、当時は、名誉会長の小倉純二氏がFIFAの理事であったときのことです。
にもかかわらず、FIFAの正常化をあっけらっかと言って退けるあたりは、日本サッカー協会がいかに根から腐っているかを感じさせてくれるものです。
他人事では済まないFIFAの汚職。
健全な日本サッカー協会の運営を、いまだからこそ切に願わずにはいられません。