今シーズンも名門復活とはいかなかったイタリアセリエAのACミラン。
シーズン途中に浮上した、ベルルスコーニ会長がチームを手放す意向があるとされた報道。
ここにきて、ベルルスコーニ会長の娘であり、クラブCEOのバルバラ・ベルルスコーニが、父がチームを来季も守ることを決断したと明かしました。
これまで、中国企業やタイといったアジア系企業へ譲渡がささやかれていたACミランでしたが、今回のCEOの発言で、本当にチーム譲渡話が終結となるのか、今暫くは余談を許さない状況と言えます。
本田圭祐の来季への影響は?残留を希望も移籍の噂絶えず
ACミランに所属する本田圭祐選手は、今シーズンも思うようなパフォーマンスをシーズン通して行う事ができず、チームも低迷し、インザーギ監督の解任も決定的と現地メディアでは報道されています。
しかし、クラブ側は続投を明言しており、来季もチームはインザーギ体制のようです。
ただ、こればかりは、先日のスペインのレアルマドリードのアンチェロッティ監督の例もあるので、クラブ側の発言を鵜呑みに出来ないとも言えますので、シーズンオフの動向を見守り必要があります。
当然、本田圭祐選手もその渦中にいることになりますが、本田圭祐選手は、ACミランとの契約が2017年まであります。
本人は、先日ホーム最終戦のトリノ戦の後に「チームに必要とされるならここに残りたい」との思いを口にしました。
この試合でも奮闘はするも、チームの流れは思う様に作れず、ACミランの背番号10はチームを躍動させる存在になりきれなかった事を改めて感じさせました。
そんな本田圭祐選手には、プレミアリーグやブンデスリーガのチームが興味を示していると報道もされており、来季もACミランでのプレーを望むとされる本田圭祐選手ですが、インザーギ監督同様、来季については予断を許さない状況にあると言えます。
本田圭祐ACミラン残留の場合、10番剥奪もありえる?
本田圭祐選手がACミランへ移籍する際に、子供の頃の夢として、「セリエAのACミランで10番をつけてプレー」するというものがあり、当時は大きな話題となりました。
しかし、かつての名門もここ数シーズンは不甲斐ない成績に終止し、本田圭祐選手もエースナンバーを背負うにはあまりにも物足りないパフォーマンスが目立ち、10番の責務を果たしているとは言えない状態にあります。
それでもチームのため自分のため、来シーズンこその思いから、ミランへの残留を望むコメントも出したと思われますが、シーズンオフの選手の補強によるチームの来季の体制によっては、本田圭祐選手は10番を剥奪される可能性もあるかもしれません。
低迷しているとは言え、イタリアの名門クラブの10番の重さとは大きなものとなりますので、クラブ側がチームイメージなども考慮し、別の選手に10番を与えることは十分にありえるのではないかと思います。
案外、本田圭祐選手が残留ではなく移籍を決断するとしたらそれが理由になるかもしれません・・・。
一説には、本田圭祐選手の移籍によりACミランは日本企業から多額のスポンサー収入を得ているため、本田圭祐選手の放出には慎重との見方もありますが、これだけチーム成績も悪化し名門の名に泥を塗った状態となると、お金だけの問題ではないため、今夏のACミランの動向は日本でも大きな注目を集めることとなるでしょう。