スウェーデン代表で、パリ・サンジェルマンを退団することが決定している、FWのズラタン・イブラヒモビッチが、リオ五輪の代表メンバー候補35名の中にOA(オーバーエイジ枠)で入ったことが、スウェーデンサッカー協会の公式サイトで明らかになりました。
かねてから、OA枠でのリオ五輪に挑む、U-23代表メンバー入りが噂されていたイブラヒモビッチですが、候補メンバー入りしたことで大きな注目を集めています。
スウェーデンは日本と同組であるため、もしイブラヒモビッチがメンバー入りした場合、ただでさえ「死の組」と言われるグループBは、日本にとってさらに厳しいものとなりそうです。
ユーロ直後に五輪参加だと噂されるマンU移籍後の新シーズンに不安?
圧倒的な破壊力をもつストライカー、イブラヒモビッチは現在、フランスで開催中の「ユーロ2016」にスウェーデン代表として出場しています。
(出典:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160525-00010006-soccermzw-socc)
ユーロは、7月10日(現地時間)に決勝戦を迎えますが、スウェーデン代表がどこまで勝ち上がるかにもよりますが、8月5日には、リオ五輪が開幕します。
さらに、その1週間後にはイングランドプレミアリーグが開幕。
イブラヒモビッチの移籍先最有力候補とされているのが、彼が恩師と仰ぐ、モウリーニョ新監督弾率いるマンチェスター・ユナイテッドです。
ユーロから五輪までに若干の骨休めは出来るとは言え、リオ五輪に向けての代表チーム合流次期を考えれば、マンU移籍が決定した場合、ほぼ無休状態で新たなシーズンに挑むことになります。
鉄人イブラヒモビッチでも、コンディション維持・調整がかなり厳しいのではないでしょうか。
これまで、欧州の複数クラブでその実績が申し分ないものとは言え、新天地となれば、ユーロに五輪にフル回転となると心配の方が大きいように思えます。
そのような状況もあり、案の定というか、リオ五輪に出場するU-23スウェーデン代表を率いる、エリクソン監督は、イブラヒモビッチの参加の可能性について、かなり低いと見ているようです。
しかし、望みは捨てていないことも口にしており、五輪でのメダル獲得のために、イブラヒモビッチにフル回転してほしい気持ちを除かせていました・・・。
ユーロ、五輪、プレミアリーグ?と過密日程が避けられない中、果たしてイブラヒモビッチは、リオ五輪代表入りとマンU入りが実現するのか?
まだまだ予断を許しませんが、五輪で同組となる日本としては、勝ち上がるためには来てほしくないけど、欧州屈指のストライカーと対峙できる数少ないチャンスだけに、なんとも悩まし状況なのかもしれませんね。
個人的には、U-23の選手達が、イブラヒモビッチという巨人を体感するチャンスの方が、メダルより大きな意味を持つ様な気がしています。