2015年9月23日には、48歳の誕生日を迎える、元サッカー日本代表でもある、「ゴン中山」こと中山雅史が、アスルクラロ沼津で現役復帰となることが決定しました。
2012年に引退を表明した際にも、現役への意欲が衰えていないことは伝わってきていましたが、それから3年。
昨年、J3への昇格を逃したアスルクラロ沼津への加入です。
熱い魂で、ゴール前での激しいプレーもいとわないゴールへの執念は、日本代表、Jリーグのジュビロ磐田、コンサドーレ札幌と、多くのサポーターに愛されました。
そんなゴン中山が、48歳で現役としてピッチに立つのです。
48歳と言えば、日本代表でもチームメイトだった、キングカズこと三浦知良も今年の2月に誕生日を迎えています。
カズの現役へのこだわりは、どうしてもワールドカップフランス大会での本大会前でのメンバー落ちがずっと彼の中に残っていることがあるのは間違いないでしょう。
現実問題、日本代表への招集は困難ではありますが、体が動く限り、必要としてくれるチームがある限り、カズは現役に拘り続けることでしょう・・・。
ゴン中山の現役復帰がどこかプロレス的にも思えて・・・
話をゴン中山に戻しますと。
現役引退から3年、48歳目前での復帰は、かなり厳しいように思えてなりません。
もちろん、中山雅史の現役への思いが、引退後もトレーニングなどは続け、体を作ってはいるとは思います。
今回は、アスルクラロ沼津ということで、何かしらチームに貢献出来る面はあるのかもしれません。
ただ、そこからさらに上のステージとなると、やはり不安の方が大きいように思います。
もちろん、ゴン中山のネームバリューは、サッカー界では大きなものです。
彼がピッチに立てば、やはり注目を浴びることになるでしょう。
でもそれって、どこかプロレス的な雰囲気も感じてしまいます・・・。
興行的な臭いです。
正直、若い選手達と張り合うのは、相当辛いと言わざる得ません。
サッカーも一つのエンターテイメントかもしれませんが、プロスポーツとして、そこには一つの壁があるのも事実ではないでしょうか・・・。
個人的には、ゴン中山の意欲をこれまでの経験も踏まえ、日本に長らく誕生していない、世界と勝負出来る「ストライカー」の育成へと向けてもらいたいというのが正直なところです。
彼が昔の名前で現役としてお茶を濁すより、その方が、日本サッカーの未来のためには重要なように思えてなりませんが、いかがなものでしょう・・・。