2015-2016シーズンのリーガ開幕3戦目にして早くも実現した優勝候補である両チーム1戦。
アウエーのマドリードに乗り込んだバルセロナは、エースのメッシがまさかのベンチスタートです。
その理由は、メッシに子供が生まれた事で金曜の練習に参加していないというものでした。
なんともしっくりこない理由で、昨シーズン取り沙汰された、ルイス・エンリケ監督との確執が気になる所です。
※この試合に先駆けて行われた、エスパニュール対レアルの一戦で、メッシと同じく開幕2戦ノーゴールだった、ロナウドが、この試合で13分間で3得点のハットトリックを決めるなど、5得点1アシストと大爆発し、試合も6-0と快勝しています。
アトレティコ、バルセロナ共に開幕2連勝で迎えた対戦で、両チーム共に無失点と守備が安定しているため、面白いゲームになりそうです。
気がかりな点は、シメヨネ監督就任以降、リーガで好調のアトレティコにあって、実はバルセロナは天敵。
シメヨネ監督就任後、バルセロナには1勝5分7敗と相性が良くないという現実があります。
昨シーズンに至っては、カップ戦含め4戦全敗というアトレティコ・マドリード。
開幕からの連勝を、ホームでは止めたくないところでしょう。
アトレティコ対バルセロナのスタメンと前半の展開
両チームのスタメンは以下のようになっています。
ホーム、アトレティコ・マドリードのスタメン
フォーメーション4-4-2
アウエー、バルセロナのスタメン
フォーメーション4-3-3
※LINEUP11で作成しました。
前半、アウエーのバルセロナが相性の良さを示すかのように、ゲームの主導権を序盤から握ります。
決定機も何度か訪れる中、バルサのDFヴェルマーレンが25分に脚を痛めるアクシデントによって、急遽、マテューと交代します。
その後も、ボールを支配仕掛けるバルセロナでしたが、アトレティコの懸命の守備の前にゴールは奪えません。
ホームのアトレティコは、バルサの攻撃への対策なのか、2トップのグリーズマンを中盤に下げ、4-4-2から4-5-1へとフォーメーションを途中から変えてきたようです。
ボールポゼッションでも72%と圧倒したバルセロナ。
しかし得点は生まれず、0対0で後半を迎えることとなりました。
シメヨネ率いるアトレティコは、相性そのままにストレスの溜まる前半となりました。
アトレティコ対バルセロナ後半、トーレスの今シーズン初ゴールで先制するも
後半が始まるピッチにメッシの姿はありませんでした。
攻め続けながら得点が生まれなかったバルセロナのルイス・エンリケ監督が後半の頭からメッシ投入と思われましたが、どこで投入するか注目されます。
そんな中、突然ゴールが生まれます。
後半6分に、カウンターから抜けだした、フェルナンド・トーレスがゴールを決め、ホームのアトレティコが先制します。
トーレスは、今シーズン初ゴールとなります。
劣勢の中での先制点にスタジアムも盛り上がりを見せます。
しかし、その僅か3分後にフリーキックを得たバルセロナ。
ネイマールが直接決めすぐさま同点に追いつきます。
一瞬にして静まり返るカルデロン。
同点に追いついたところで、バルサのルイス・エンリケ監督が動きます。
後半15分、ラキティッチに代えてついにメッシを投入します。
その直後、アトレティコのシメヨネ監督も動きます。
先制点を決めた、Fトーレスを下げて、マルティネスを投入します。
そして迎えた後半の32分。
ついにメッシに今シーズン初ゴールが飛び出します。
ゴール前に抜け出したメッシに、スアレスが1タッチで合わせ逆転に成功します。
またしてもバルセロナから苦敗を味合うことになりそうな雰囲気の中、まずは同点に追いつきたいシメヨネ監督は、ガビを下げてFWのビエットを投入します。
その後も試合の主導権を握られたままのアトレティコは、少ないチャンスをゴールに結びつけることは出来ず、このまま試合は終了。
バルセロナが開幕3連勝を飾りました。
アトレティコは、またしてもバルセロナに苦汁を飲まされる事となりました・・・。