マンチェスター・ユナイテッドへの移籍に個人合意と報道されていたバルセロナのペドロ。
しかしここにきて、クラブ間の交渉が難航していとみられています。
ビッククラブ故の問題として、有力選手を毎年のように獲得することで、力はありながらベンチを温めることが多くなる選手が出るのは常です。
バルセロナのペドロも同様です。
生え抜きのペドロは、ネイマールやスアレスの登場、そして、ルイス・エンリケ監督の起用法などもあり、2014-2015シーズンは、50試合に出場ながらも、途中出場が目立つシーズンとなりました。
新しいシーズンでは昨季より出番が減る可能性も危惧されていました。
そのため、試合への出場機会を求めるペドロは、バルセロナを離れる覚悟を決めています。
多くのバルササポーターが残留を願う中、今夏中にペドロの移籍は決定するのでしょうか?
本命はチェルシー?シティも交渉参入でプレミア行きは濃厚?
バルセロナが設定している違約金(約41億円)について、マンチェスター・ユナイテッド側との話し合いが微妙な状況にあることに、ペドロ自身もやきもきした状態にあるようで、場合によっては移籍から一転、バルサ残留の可能性も出てきています。
しかしここにきて、同じくプレミアリーグの強豪、チェルシーへの移籍の可能性の方が高いという状況に変ってきているようです・・・。
どうやらチェルシーは、バルセロナが納得のいく違約金を提示したというのです。
スペインメディアの報道では、ペドロ本人もチェルシー移籍に対して前向きとされ、マンチェスター・ユナイテッドとの交渉は破談となるのではないかとみられています。
マンチェスター・シティについては、そもそもバルセロナが設定している違約金に届かない金額提示しかしておらず、ペドロを獲得出来る可能性は低いと見られていました。
怪我が危惧されるチェルシーFW陣の救世主になれるか?
チェルシーもバルセロナ同様、多くの有力選手を抱えるビッククラブ。
出場機会を求めるペドロの移籍先として、果たして正解と言って良いのか微妙なところにも見えますが、チェルシーのフォワードの状況を見ると、案外スタメンに定着するチャンスは高いのかもしれません。
チェルシーでは、今夏、ドログバがチームを去りました。
その上、主力のコスタとレミーについては、怪我に悩まされることが多いため、シーズン通しての活躍に不安が残るとも言われています。
そんな中、レンタル移籍でコロンビア代表FWのファルカオを獲得しています。
ファルカオは、マンチェスター・ユナイテッドにモナコからレンタル移籍をしていましたが、期待されたプレーは出来ず、モナコに戻ることが濃厚となっていた中、チェルシーのモウリーニョ監督が獲得を希望し、移籍となりました。
その他、ブラジルの19歳FW、ケネディも獲得しているチェルシーですが、FW陣に不安が少なからずあるのは事実です。
そのため、ペロドの獲得はクラブにとって重要なものと言えるでしょう。
ペドロにとっても、現状のチェルシーのFWの構成であれば、バルセロナよりスタメンで起用される見込みが高いため、クラブ間の話し合いさえまとまってくれれば、いつでも移籍OKということなのかもしれません。
報道では、すでにロンドン入りしてメディカルチェックを受けているとされるペドロ。
近日中に移籍の発表がされるのは、決定的なようです。