今夏の移籍市場もいよいよ大詰めとなるなか、例年になく静かな印象のレアルマドリードですが、ここにきてマドリスタ達が愛してやまない、MFのイスコについて、移籍の可能性が改めて浮上しているようです。
ベニデス新監督は、FWとMFに、新たに1ずつの新戦力を望んでいると地元紙が報道していること関係しているかもしれません。
その有力候補が、インテルに所属するMF、マテオ・コヴァチッチ(クロアチア代表)であるようです。
レアルマドリードがコヴァチッチを獲得するのは、どうやら決定的と報道されています。
コヴァチッチと言えば、レアルのライバルであるバルセロナも狙っているとされていた選手です。
イスコがレアルを離れる一大事はあるのか?
ベニデス新監督となり、戦術の変更により、本来は最前線に居るはずのベイルをトップ下で起用しようとしています。
その戦術への疑問の声が上がる中、昨シーズンはレギュラーポジションを獲得したイスコにとって、出場機会の減少が懸念されるとされています。
そのため、イスコ自身も試合への出場機会を優先し、レアルマドリードを離れる覚悟もあるようです。
ただ、イスコはマドリスタが愛してやまない選手です。
昨シーズンは、アウエーでの試合でも、そのプレーが評価され、相手チームのサポーターからもピッチを後にする際には拍手が起こった程です。
そのイスコを放出となれば、多くのサポーターの怒りを買う事になるでしょう。
何せ彼は、新シーズンにおいて、マドリスタが最も期待をしている選手なのですから。
ただでさへ、ベニデス監督がレアルの新監督に有力視された際、マドリスタ達の反応はあまり良くありませんでした。
イスコを放出するようなことがあれば、容赦ない批判が待ち構えているシーズンとなることは避けられません。
開幕から首位をひた走ることでも出来れば別でしょうが、少しでも低迷しようものなら、容赦ないバッシングは避けられないため、イスコ放出はベニデス新監督にとっても、クラブにとっても、かなりリスクの高い賭けになるのではないでしょうか・・・。
イスコを熱望するユヴェントスはレンタル移籍も視野に?
イスコに関しては、今夏、昨季イタリア王者のユヴェントスがかねてから熱望しているとされていました。
トップ下の補強を目論むユヴェントスとしては、レアルマドリードが、インテルのコヴァチッチを獲得するのであれば、本腰を入れてイスコ獲りを行うかもしれません。
しかし、イスコの移籍金は、日本円で約55億から70億とも言われているため、獲得は困難とも見られています。
そのため、ユヴェントスとしては、レンタル移籍を視野に入れつつ、FWを希望するとされるベニデス監督の意向にあう、元レアルのアルバロ・モラタのトレードも条件に含める可能性があるかもしれません。
モラタと言えば、レアルマドリード在籍時は、出場機会も少なく、目立った活躍が出来ず、ユヴェントスへと移籍していきました。
しかし、昨シーズンの欧州CLでのレアルとの試合で大活躍をし、ペレス会長が落胆したとかしないとか言われました・・・。
そのため、今夏の移籍市場で、モラタを呼び戻すのではないかと報道された時期もありました。
そしてここにきての、マテオ・コヴァチッチ獲得濃厚報道で、レアルとユヴェントスの交渉が一気に進展する気配というのですが、果たしてどうなってしまうのでしょうか?
個人的には、今後スペイン代表としても中心となる逸材であるイスコを放出するというのは、如何なものかと思います。
それならば、かねてからベイル獲得を希望している、マンチェスター・ユナイテッドと交渉を進めていほしいくらいです。
ただ、ベニデス監督は、就任当初からベイルがお気に入りと言われており、余程の好条件で無い限りは、ペレス会長もベイルを移籍させることはないのではないでしょうか・・・。