スペインの強豪、バルセロナの下部組織の所属していた久保建英(15歳)
クラブの違反行為の処分の影響で、18歳まで試合出場が制限される事態となり、やむなくバルセロナを退団し日本に帰国しました。
現在は、FC東京のU-15むさしに所属し、U-15日本代表にも早速選出されています。
9歳でバルセロナと契約した久保建英は、「和製メッシ」とも呼ばれ、小学生の頃から、ずば抜けた技術を持ち合わせ、国内外で注目を集めました。
残念ながら、バルセロナで経験を積み上げることは出来なくなりましたが、今後日本サッカーの未来を背負う逸材であることに変わりはありません。
そんな久保建英がA代表に選出される日はそう遠くないような気もするのですが、どうなのでしょう・・・。
久保建英がハリルジャパンに招集される可能性は?
現在、U-15代表メンバーとして、タイに遠征中の久保建英。
U-16タイ代表と、U-18バンコクグラスFCと、2試合続けてゴールを決めている久保建英。
タイ戦で相手DFをかわして左足から放たれたシュートは見事なゴールでした。
和製メッシが日に日にU-15日本代表で存在感を増す中、ハリルホジッチ監督率いるA代表に呼ばれる日を期待しているサッカーファンも多いのではないでしょうか?
年齢的に、まだまだフル代表デビューは先の話だと思われ勝ちですが、世界的にみると、ブラジルのペレは17歳でA代表入りをしています。(プロデビューは16歳)
世界記録としては、まだ記憶に新しい、マルティン・ウーデゴールが15歳253日でのノルウェーA代表デビューです。
その後、マルティン・ウーデゴールは、スペインの強豪レアルマドリードと6年契約を結んでいます。
となれば、和製メッシの久保建英に期待するなと言う方が無理な話ですね・・・。
親善試合では思い通りの試合運びを見せるものの、ことガチの勝負になるとフラストレーションが溜まる試合を見せるハリルジャパン。
シンガポール戦では、組織としても個人としても、格下のシンガポールを崩せなかったことは大きなショックをサポーターも受けました。
親善試合はあくまで親善であることを、改めて肝に銘じてくれたと思いたいA代表ですが、2018年のロシア大会、そして次の2022年カタール(変更ある?)中心選手としてどうしても期待したくなるのが、久保建英。
別に史上最年少どうこうではなく、A代表としてピッチに立つ久保建英が見たいだけなのです。
個人的には、日本代表としても欧州に渡った日本人としても、中田英寿を超える選手は未だ出てきていないと確信しています。
その可能性を持っているのが、久保建英だと思うのですが、果たして、ハリルホジッチ監督のお眼鏡に叶うのかどうか注目したいところです。
久保建英のプレーの素晴らしいところとは?
和製メッシと評される久保建英。
そのイメージから、どうしてもドリブラーと思いがちですが、彼の良さは別のところにあります。
勿論、ドリブルの技術も高いレベルにありますが、久保建英の良さは、ボールを長く持たず、ワンタッチ、ツータッチで、見方選手に最適なボールを出しつつ、自身も的確なポジション取が出来るところです。
その上、狭いエリアを有効に活用しスピードの強弱を上手く活かすことが出来るので、MFとしてもFWとしても機能するのです。
メッシもそのあたりの能力に長けており、和製メッシたる所以はここにこそあります。
それは、俊敏性といったたぐいの早さでなく、頭の回転の早さ、考えるスピードが早いということになります。
世界と戦うには、とかくフィジカルがの強さとスピードが取り上げられますが、頭の回転の早さが突出することで、フィジカルが多少見劣りしても、相手に負けることはないということを、すでにメッシが証明しています。
日本人でこのようなタイプの選手は珍しく、あえて言えば、香川真司が近いタイプにはなると思いますが、近い将来、その香川真司選手のポジションを脅かすことになるのは間違いないでしょう。
久々に、A代表で見てみたい選手である久保建英。
くどいようですが、是非ハリルホジッチが久保建英に高い関心を示してくれることを期待したいところです。