ワールドカップロシア大会欧州予選おかしなポット分けでまたも死の組誕生

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2018年サッカーのワールドカップロシア大会の大陸別予選の組み合わせ抽選会が行われ、欧州予選では、事前の予想通り「死の組」が誕生してしまいました。
 
 
Aグループに、オランダ、フランス、スウェーデンという強豪国が集まってしまったため、この3チーム中1チームはワールドカップ本大会へと進む事は絶対に出来ない事態となります。
 
 
また、Gグループではイタリアとスペインが同組になるなどする一方、ワールドカップ連覇を狙うドイツは、チェコや北アイルランドなどと同組になるなど、グループの格差がまたも目立つこととなりました。
 
 
ワールドカップの本大会出場枠は13。
 
 
そもそも、この数が少ないということは常々言われており、本来であれば、明らかに力の劣るアジア枠を減らす必要があるのですが、FIFAの政治力、もっといえばお金の事もあり、そう簡単に枠の調整が出来ないということもあります。
 
 
それ以上に問題なのは、FIFAランキングを元にしたポットのように思います。
 
 

おかしなポット分けはおかしなFIFAランキングのせい?

 
今回のワールドカップロシア大会の欧州予選のポット分けは、FIFAランキングを元に6つのポットに分けられていますが、第1ポットが、言わば「強豪国」といいうシード的な意味合いも含まれます。
 
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その第1ポットに、なぜか、クロアチア、ウェールズ、ルーマニアがいます。
 
そして、第2ポットに、イタリアやフランスがいるのです。
 
 
このあたりに違和感を感じるなと言う方が無理な話ではないでしょうか?
 
これこそがFIFAランキングという厄介なものになります。
 
 
FIFAランキングの決定の基準は、国際Aマッチでの戦績がベースとなります。
 
ランキング決定の対象となるのは、過去48ヶ月間の試合で、そこに試合の重要度が加味されます。
 
 
親善試合とワールドカップの予選やユーロ予選、アジアカップ予選など、それぞれの試合の重要度の違いです。
 
その他に、対戦国間の強さや大陸連盟間の強さなどあります。
 
 
現在のFIFAランキングの決定方法は、以前のような「試合を沢山すれば順位が上がる」という方式ではなくなりました。
 
その方式での問題点の象徴が、日本のランキング最高位9位というおかしなものがありました。
 
 
しかし、改訂された現在も少なからず問題点が出てしまうのがFIFAランキングの辛いところで、欧州予選のポット訳に少なからず疑問の声が上がってしまうという事はあります。
 
 
今回のポット分けで最も理解に苦しむのが、大第1ポットにウェールズがいて、イタリアやフランスが第2ポットにいるのです。
 
この違和感凄いですね・・・。
 
 
これまでのワールドカップで、ウェールズの印象って一体どれだけあるのでしょう?
 
ルーマニアにしても、第1ポットと言われてもなんだかしっくりこない。
 
 
まだまだ改善の余地があるFIFAランキング。
 
 
オランダ、フランス、スウェーデンのサポーターにとっては、異議ありまくりのポット分けとなってしまいました。
 
 

最高にギャップを感じさせてくれるグループは?

 
今回の2018年ロシア大会の欧州予選で、一番ギャップのあるグループは、AとDでしょう。
 
 
<Aグループ>
 
オランダ・フランス・スウェーデン・ブルガリア・ベラルーシ・ルクセンブルグ
 
 
<Dグループ>
 
ウェールズ・オーストリア・セルビア・アイルランド・モルドバ・ジョージア
 
 
いかがでしょうか?
 
 
 
予選でのプレッシャーのかかり具合が、グループ間でこれほどまでに違うというのはおかしな話です。
 
 
こんな違和感のある組み合わせを避けるためには、一度振り分けた上で、過去の実績を元に、微調整してグループ間のバランスを図るくらいしても良いのでは無いでしょうか?
 
 
死の組も一つのサッカーの楽しみと見る向きもありますが、それ以上に複雑な気持ちになってしまうのが正直なところです。
 
 
 
欧州予選は、各グループの首位9チームが本大会出場権を得ますが、グループ2位のチームの中で成績上位8チームがプレーオフを行います。
 
厳しい戦いが待ち受ける欧州予選ですが、今大会ではどんな波乱が待ち受けているのか・・・。
 
結局、これもまたワールドカップならではということなのでしょうかね。
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