所属クラブでも代表でも正念場の香川真司が新ポジションで迎えるアジア杯で復活なるか?
開幕間近となった、アジア杯の日本代表10番香川真司が正念場を迎えています。
今季マンUからかつての所属クラブ、ドイツブンデスリーガのドルトムントに復帰したものの、かつてのような輝きは取り戻せず、チームはまさかの降格争いのピンチで、香川真司選手自身も結果が出せず、ベンチを暖める日が続いています。
ドルトムントの低迷は、決して香川真司選手だけが悪い訳ではありませんが、かつてのヒーローの復帰にチームもサポータも大きな期待を寄せていただけに、ショックは大きなものとなりました。
なにせ、昨季までライバル関係だった、バイエルンミュンヘンのミュラー選手ですら「ドルトムントの不振は驚きを通り越してショックだ」というコメントを出しているくらいです。
そんな中、ドルトムントを離れアジア杯のために日本代表に招集された香川真司選手ですが、代表でもおもうようなプレーが出来ず、不安な状態のままアジア杯を迎えることとなりそうです。
追い討ちをかける様に、今回のアジア杯では、アギーレ監督が、香川真司選手にポジションチェンジを行い、不慣れなサイドハーフを試されています。
このポジションは、マンUで今季指揮をとるファンハール監督にも試されていましたが、思う様に結果を出す事ができなかった経緯があります。
システムへの順応、攻守の切り替えやバランスなど戸惑いも垣間みえる香川真司選手ですが、チームメイトであり共にトップ下が本職である本田圭祐選手は、「守備に期待がかかるポジションにもなるが、真司自身の我慢だと思うし、本人はポジティブに捉えて取り組んでチームの力になれるよう頑張っている」」と発言しています。
このポジションは、香川真司選手にとって、日本代表にとっても大きな賭けと言えますが、連覇が義務づけられるアジア杯で、アギレー監督が自身の問題と香川真司選手の再生の2つの問題を抱えながらアジア杯本番を迎えることになりそうです。