2015FIFA女子ワールドカップの連覇がかかった、なでしこジャパン。
ついに後2つまでたどり着きました。
暑さで体力を奪われる中、準々決勝のオーストラリア戦が延長戦に突入しなかったのは大きかったです。
30分といえども、回復にかかる時間というのは、それなりに必要になりますので。
日本時間の7月2日(木)の朝に試合開始となる、日本対イングランドの試合。
時差の関係で、平日の朝から始まる試合に、気になって仕事が手につかない人が続出するかもしれませんね。
男子のワールドカップみたいに、IT企業などでは、また仕事を中断し社員全員で社内でのサッカー観戦とかもありそうですね。
準決勝で対戦するイングランドに一回も勝った事がない現実
今大会で、なでしこジャパンは組み合わせに恵まれた面があり、優勝候補のドイツ・アメリカ・フランスと別ブロックで決勝トーナメントを迎えました。
勿論、どの試合も気が抜けない厳しいゲームなのは言うまでもありませんが、それでもこの事実は、相当大きなアドバンテージでした。
決勝戦では、アメリカかドイツが上がっている訳ですから、どちらが相手でも、4年前以上に厳しいゲームになるのは間違いないのですが、その前のイングランドとの一戦。
もしかしたら、ドイツやアメリカ以上に厳しい闘いとなるような気もします。
なにせ、さかんに報道されているように、なでしこジャパンは、イングランドとは、これまで4戦して2敗2分けと、一度も勝っていません。
4年前に、なでしこジャパンが初優勝したワールドカップでの大会唯一の黒星が、このイングランドなのです。
この時は、2対0と完敗しています。
全く持って相性の悪い相手と言えます。
なでしこジャパンの主力メンバーは、当然体で体感しているだけに、準決勝で、苦手意識が顔をのぞかせるような場面があると、イングランドにまたも苦渋を舐めさせられることになりかねません。
このあたりは、佐々木監督がどのような戦術で、選手に何を求めるのか?
どちらにしても、イングランドに先制点だけは与えたくないのは間違いないでしょう。
準決勝のイングランド戦、なでしこジャパンのスタメンは?
日本は、決勝トーナメントの一回戦(オランダ)と準々決勝(オーストラリア)では、スタメンを代えませんでした。
その事もあってか、時間が経つにつれ、選手の疲労は明らかで何度も水分補給をする姿が目立ちました。
そのような事もあり、若干ですが、スタメンを入れ代えて挑む可能性もあるように思われますがどうなのでしょう?
オランダ戦ではつまらないミスで、与えなくてもよい失点をしてしまった、 GKの海堀も、安定度とう点では、やはりスタメン確実だと思われます。
DFラインは、おそらくこれまでの同じメンバー構成ではないかと。
気になるのは、運動量も多い中盤と、前線の2トップです。
高さ対策という意味でも期待される、菅澤選手が、準々決勝後の練習中にねんざをして足を痛めているとの報道もあります。
これが対イングランドへのフェイクで無ければ、大儀見選手との2トップの可能性もありますが、もし足の状態が悪ければ、高さ対策を念頭におくのならば、永里選手の先発起用もあるかもしれません。
イングランドの平均身長は、169センチあります。
日本は、164.8センチです。
菅澤選手は168センチ、永里選手は165センチあります。
大儀見選手も168センチあるため、出来れば菅澤選手とのトップが理想かと。
技術的に優れた大野選手は、156センチと小柄なだけに、もし先発で起用するなら佐々木監督がどう戦術を組み立てるか見物です。
中盤については、おそらくオーストラリア戦と同じメンバーでいくのではないでしょうか・・・。
ここまで後半途中からの登場となっている、澤選手のスタメンはおそらくないように思えます。
疲労と併せて、これまで勝ち星のないイングランド相手なので、もしかしたら、延長突入間際で決勝点を入れた、スーパーサブの岩渕選手のスタメンもあるのではないかと期待しています。
こうやって見てみると、基本的には、準々決勝とほぼスタメンは動かさない可能性が高いと思われます。
一つだけハッキリ言えるのは、両チームとも選手交代で試合の流れを呼び込む事は相当意識すると思われますので、岩渕選手のようなタイプは、イングランドにとっては、かなり嫌な選手になるのではないでしょうか?
なでしこジャパンのワールドカップ連覇へ最大の難関とも言える、イングランド戦は、7月2日(木)の朝8時キックオフとなります。