まさに急展開といってよい、田中マルクス闘莉王の名古屋グランパスへの電撃復帰。
2015年の11月に突然の「戦力外通告」を受け、失意のまま母国ブラジルに一時帰国していた闘莉王。
しかし、チームがまさかのJ2降格の危機に陥り、クラブは小倉監督を解任し。
新監督としてジュロブスキー氏が就任すると、そくざに闘莉王にグランパス復帰のオファーを出しました。
まさかのカムバックとなった闘莉王は、復帰戦となる新潟戦へスタメンで出場。
最後までピッチに立ち、その存在感を示しました。
まさに、名古屋グランパスのJ1残留請負人的な立場での復帰となった闘莉王。
しかしその裏では、闘莉王がやってくることを楽しみにしていたクラブとサポーター、そして彼の友人がいたことを忘れてはなりません・・・。
闘莉王の鳥取入りは幻に!盟友、岡野GM落胆か?
出典:http://www.jleague.jp/news/article/1244/
闘莉王と言えば、名古屋グランパスをクビになった際に、生まれ故郷のブラジルのクラブへの移籍以外に、砂丘で知られる鳥取へ行く可能性も報じられました。
そのチームは「ガイナーレ鳥取」闘莉王の盟友、野人岡野雅行がGMに就任しているJ3のクラブです。
岡野GMが現役時代には名古屋グランパル共に戦ったチームメイトであり、プライベートでは飲み友達でもあったことから、闘莉王はラブコールを送られていました。
岡野GMからの「J2復帰のために助けて欲しい」という声に、「必ず鳥取でプレーする。待っていてくれ」と応えた闘莉王。
しかし、闘莉王が選んだのは、自身を一度は戦力外通告した名古屋グランパスでした。
これには、岡野GMも相当なショックを受けたのではないでしょうか・・・。
ガイナーレ鳥取もまた、リーグで最下位争いをしており、J2復帰はかなり厳しい道のりになっています。
まさに藁にもすがる思いでラブコールを送った盟友の古巣復帰はあまりに痛い出来事でした。
闘莉王的には、友情よりもプロサッカー選手として、トップリーグでプレーするイメージの方が重要だったのかもしれません。
ただ、「待っていてくれ」と、鳥取でのプレーを岡野GMに約束した闘莉王。
いつからとは言ってないだけに、気長に待つしかないのかもしれません。
最終ラインの「野人」は、果たしていつガイナーレ鳥取の救世主になってくれるのでしょう、一番がっかりしているのは、ガイナーレサポーターなのは言うまでもありませんが・・・。