いよいよ8月5日の開幕が迫る「リオ五輪」に向けて、続々と現地ブラジル入りする日本の選手団。
ブラジル国内でも、反対派が多く、リオデジャネイロでも五輪迫る中、犯罪が続出中で、オリンピックが無事執り行われるか心配なところ。
そこにきて、日本に限らず、リオ五輪に出場する世界各国の選手達から不評を買っているのが、選手村です。
出場選手からクレーム続出の選手村の状況とは?
7月24日に、各国に提供が開始された選手村でしたが、その当日から、部屋の水漏れや電気がきていないなどのトラブルが続出しています・・・。
トイレの水が流れないといったことや配線がむき出しになったままだったり、床の掃除すらされていない部屋も少なくないようです。
これには、オリンピックに出場する選手達からもブーイングが殺到し、大会組織委員会に苦情の声があがりました。
これを受けて、組織委員会は対策を開催国ブラジルに指示したようですが、開幕を間近に控える中、どこまで改善されるのか、選手のパフォーマンスにも影響するだけに気になるところです。
日本のお家芸、体操の内村航平も困惑?メダルにまさかの障害
選手村への入居が開始されてから2日後の26日にリオ入りをした、日本中が金メダルを期待している、体操の内村航平選手。
(出典:http://mainichi.jp/graph/2015/11/02/20151102k0000m050130000c/016.html)
こちらもまた、選手村でトラブルに巻き込まれてしまったようです。
内村航平選手によると、練習後に部屋でシャワーを浴びていたところ、突然水しか出なくなるトラブルが発生したそうです。
しかも、水の勢いもなく使いづらい状態にあるとのこと。
トイレのペーパーのホルダーもついていない状態で、トイレットペーパーが扱いづらく、肩への負担が気になるとのこと。
しかも、内村航平選手が大好きなマクドナルドが、今回のリオ五輪では選手村に店舗がなく、手軽に口にするという訳にはいかないようです。
幸いなことに、選手村の食堂のメニューが豊富なようで、なにがなんでもマクドナルドということではないようです。
しかし、部屋の不備によって、ストレスがたまったり体調を崩すとなれば、日本のお家芸の一つ、体操の顔でもある内村航平選手であっても、メダル獲得がピンチになりかねない状況です。
選手村の問題で、各国のメダル候補がまさかの結末とる可能性が出てくるかもしれません。
選手村の改善を早急に行なう方針の大会組織委員会と開催国ブラジルですが、すでに自費で部屋の補修を行なった選手もいるとのこと。
なんとも納得のいかないお話ですが、競技によってはプロでもそうかもしれませんが、アマチュア選手を中心に、身銭を切ってまで部屋の補修をする予算は厳しいはず。
出来る限り速やかに、選手達がベストなパフォーマンスが出せる環境を作ってほしいものです・・・。