EUROでイタリアがスペインに4年越しリベンジ!ブッフォンがゴール死守

buffonrevenge

いよいよ決勝トーナメントに突入した「EURO2016

一回戦屈指の好カードが実現した、イタリア対スペインという注目のカード。

前回大会では決勝で相見えた両国が、なんの因果か決勝トーナメントの一回戦で顔を合わせました。

試合は、前回大会でスペインに4対0と完敗したイタリアが、伝統の「カテナチオ」でスペインの攻撃陣に得点を許さず、2対0で勝利し、4年前の借りを返しました。

4年前のスペインと言えば、まさに向かう所敵なしで、EUROでのイタリアのカテナチオを完全に崩壊させた4対0のスコアは世界中に大きな衝撃を与えました。

当時のイタリアは、守備的なイメージを振り払う様な攻撃的なスタイルだったこともあり、接戦が予想されながら、スペインの横綱相撲といった感じでした。

しかし、この4年の間にスペイン代表の勢いにも衰えというか、どこかギクシャクした感じもあり、2年前のワールドカップブラジル大会ではまさかのグループリーグ敗退もありました。

それでも、イタリアにとっては難敵である事に変わりなかったスペイン。

今回の勝利を最も喜んだイタリア代表選手は、やはりGKのブッフォンなのではないでしょうか。

カテナチオの要、ブッフォンが4年前のリベンジ

EURO2016を38歳という年齢で迎えたブッフォン

まさにベテランとしてチームを一番後ろから見守る男にとって、おそらく最後のEUROの舞台かと思われます。

他のポジションに比べて、ゴールキーパーは息の長いポジションではありますが、さすがに42歳で迎える4年後のEUROでメンバー入りは厳しいと思われます。

言わば、4年前の借りを返すとすれば、やはり今大会となり、決勝トーナメントの一回戦でその舞台が用意されたのは、まさに運命と言えるものでしょう。

前回のEURO2012では、それまでの守備的スタイルから一転、攻撃的なチームへと変貌したイタリア代表において、最後の砦として好セーブを連発していたブッフォン

年齢も34歳とゴールキーパーとしては、ピークを迎え世界最高のGKと言って差し支えないものでした。

しかし、決勝のスペイン戦では好守の切り替えが激しくなったスタイルの影響もあってか、疲労の色が見える選手達は、スペインの華麗なパスワークから繰り広げられるアタックを防ぐことが出来ませんでした。

この試合でも、堅守をみせていたブッフォンでしたが、圧倒的な破壊力をもつ当時のスペイン代表を抑えることはできず、まさかの4失点という屈辱を味わいました。

あれから4年。

あの時の決勝とは打って変わり、攻撃の主導権を握ったイタリア。

前半にDFのキエッリーニのゴールで先制すると、伝統のカテナチオがスペインの攻撃に耐え、最後の砦であるブッフォンも好セーブをみせ、後半のアディショナルタイムには、ダメ押しの2点目をFWのペッレが決め勝負は決しました。

4年前の屈辱を晴らしたブッフォンが、準々決勝では、2年前のブラジルW杯を制し、今最も勢いのあるドイツと対峙します。

イタリア対ドイツという決勝戦でもおかしくない好カードが続くEURO2016

決勝戦は思いもよらぬカードになるかもしれません・・・。

しかし、クラブチームでは欧州でも屈指のクラブを複数有するスペインですが、ここ数年は、ナショナルチームにおいては、「無敵艦隊」と言われながら、結果がでなかったかつてのスペインを思わせる気配なのが気になります。

今回のEUROでも、グループリーグ3試合とトーナメント一回戦のイタリア戦で、すべてスタメンを固定した、デル・ボスケ監督。

かつて日本代表を率いたザッケローニや、レアルを率いたアンチェロッティのように、肝心なところで選手疲労困憊という悪夢を思い起こさせました。

イタリア戦での敗戦をうけて、この選手起用についてスペイン国内でも物議を醸しそうですね。。。

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