イチローが日米通算安打数で4257本とし、ピート・ローズがもつメジャーリーグの最多安打記録4256本を超え、称賛の声が日本球界からも多数寄せられました。
しかし、日米通算安打でピート・ローズのメジャー記録4256本をイチローが日米通算で超える瞬間が近づいた際に、ピート・ローズは・・・
「私をクイーンにするのか?」
「そのうち日本では、高校野球の安打数も一緒にするのでは?」
などど、子供がすねたような言葉を口にしました。
この発言には、日本のみならず、アメリカや韓国からも否定的な声が多数上がりました。
もちろん、アメリカ国内でもイチローの日米通算というところには、疑問符をもつファンやメディアがあります。
(出典:http://mainichi.jp/articles/20160616/dde/035/050/054000c)
このあたりは、どっちがどうと言えないことなので、その価値観は、人それぞれかと。
ただ、プロ野球選手として、4257本の安打を放ち、なおも高見を目指すイチローの姿勢は、誰もがあっぱれと思うところです。
そして今回、特に注目を集めたのは、やっぱり「張さん」こと張本勲氏でした(苦笑)
メジャーを見下す張りさんが今回ばかりは手の平返しとも思える同等扱い
かねてから、日本からメジャーに移籍した選手の中では特別視していたイチローの快挙だけに、「大あっぱれ!」とコメントしました。
おそらく日曜の「サンデーモーニング」で、改めて「あっぱれ」が飛び出す事でしょう。
しかし、そんな張さんも、あくまで日米通算であるとは言え、自身のメジャーリーグの通算安打数を超えられたピート・ローズに対しては、案の定ご立腹のようでした。
メジャーリーグに対しては、何かと問題発言を行う張りさんも、このときばかりは・・・
「何をヤキモチ焼いているの?アメリカで食べたリンゴも日本で食べたリンゴも同じ」
とピート・ローズに怒りの発言。
え?
普段、サンデーモーニングのスポーツコーナーでは、アメリカの野球をおおざっぱで日本の方が技術的にも優れていると断言し、メジャーに行った日本人選手には、「アメリカから皆帰ってくればいい」とまで口にしました。
にも関わらず、今回ばかりは、日本もアメリカも一緒と言いました(苦笑)
そうかと思えば、もしイチローがアメリカにいかず日本で野球を続けていたら5000本は打っていたとも発言しています。
そしてさらに、選手としてはメジャーリーグで終えて、その後は監督になってほしいとし、日本でのプレーは見たくないともコメントしているようです。
イチローは凄いと言いたいことは分かったが、なんだか支離滅裂にすら感じます(汗)
日頃の発言以上に、グダグダなようにお思えますが、日本人が最多安打の記録を更新したことが嬉しすぎて発言に統一感がなくなったのかもしれませんね。
でも、普段が普段なのですから、「イチローのメジャーでの安打数?アメリカでのヒットなんか興味ないよ」くらい言えば、「張本節」炸裂だっただけに、日本もアメリカも一緒という発言だけはこの人らしくないものでしたね。
基本、自身の気分や感情で語ってしまう、コメンテーターや解説者とはほど遠い、ただのプロ野球好きのおじいさんであることが、図らずも露呈してしまいました。
張さんとピート・ローズ。
どっちもどっちの面倒くさいご長老って感じですね・・・・・