今シーズン、4年ぶりの1部昇格となった、スポルティング・ヒホンの本拠地に乗り込んでの開幕となったレアルマドリード。
ベニデス新体制で挑むリーガ初陣を見事に飾れるのか注目の一戦です。
対する、ホームで開幕を迎えるS・ヒホンのアベラルド・フェルナンデス監督は、優勝候補レアルマドリードとの試合に向けたて「100試合戦っても我々が勝利出来るのは1試合だけだろう。しかしこの試合がその日になるよう全力を尽くすつもりだ。」とコメントしています。
強豪レアルとの一戦ながら、ホームでの開幕戦は、あくまでも勝ち点3を狙いにいくようです。
レアルのフォーメーションは、今シーズン基本となる、4-2-3-1。(S・ヒホンも同じ)
気になるレアルマドリードのスタメンは・・・・・
※iPhoneアプリ「Lineup11」で作成しました。
センターバックで新キャプテンのセルヒオ・ラモスとコンビを組むのは、予想通りヴァランでした。
サイドバックはマルセロと新加入のダニーロを起用。
カルバハルはベンチスタートとなりました。
中盤の底にはモドリッチとクロース。
そして、注目された2列目には、右からイスコ、ベイル、ロナウドとなり、ハメス・ロドリゲスがベンチスタートとなりました。
ベニデス監督が、お気に入りのベイルをトップ下に置くことがどのような結果をもたらすのか気になるところです。
S・ヒホン対R・マドリード前半の展開
試合の方は、前半はアウエーのレアルがボールポゼッション60%でシュート数は10本も、カウンターでレアルを慌てさせるS・ヒホンの攻撃がスタジアムを盛り上げ、レアル有利という印象は残りませんでした。
ヒホンの本拠地、エル・モリノンでのリーガ開幕戦で相手がレアルということもあり満員の観衆の声援に後押しされた選手達の集中力と運動量の高さは目を引きました。
そして、気になるベイルのトップしたでしたが、気がつけば、ほぼ左サイドでプレーをしている印象でした。
S・ヒホン対R・マドリード後半の展開
両チーム無得点で迎えた後半10分に早くもベニデス監督が動きます。
1トップに入ったヘセに代えて、ハメス・ロドリゲスを投入します。
ロナウドを1トップかと思いきや、ベイルを上げます。
トップ下にそのままハメスが入るという布陣になりますが、開幕戦で早くもベイルをトップ下から動かしたベニデス。
前半から、前線の攻撃陣がポジションチェンジを頻繁に繰り返していることからすると、実は、そこまでベイルのトップ下に固執している訳ではないようです。
ハメスが入ったレアルは、より前掛かりになりますが、得点は奪えないまま後半も進みます。
後半26分、イスコに代えてインテルから新加入のコヴァチッチをベニデス監督は投入します。
余談ですが、クロアチアのザグレブ時代に、彼を見いだしたのは、現日本代表監督のハリルホジッチ監督です。
ハメス、コヴァチッチと、2列目の選手を立て続けに入れ替えてきたレアルのベニデス監督ですが、攻撃の形を作るものの決定的なチャンスはそう作れません。
それでも、徐々にホームのS・ヒホンは守備に追われる時間が増えていきます。
そして、ベニデス監督は、最後の交代として、ダニーロに代えカルバハルを投入。
しかし、試合は両チーム無得点のままアディショナルタイムを迎えてしまいます。
長めの4分というアディショナルタイムでしたが、ヒホンゴールに何度も迫りながら結局、レアルはまさかの無得点で開幕戦を引き分け、勝ち点1に終わりました。
対するヒホンは、開幕戦でレアル相手に勝ち点を奪うという結果に、地元サポーターも大きな拍手を送りました。
ベニデス新監督は、リーガ初陣を白星で飾ることは出来ませんでした。
ホームのヒホンの5本に対して、26本のシュートを放ったレアル。
どこかチグハグな印象を残しましたが、常に結果を求められるベニデス監督が、新チームをどうまとめていくのか注目です。
この結果を受けて、次節、ホームでのベティス戦では大きなプレッシャーの中での試合になるだけに・・・。