例年になく静かな印象だった、スペインのビッククラブ、レアルマドリード。
銀河系軍団の名に恥じない豪華メンバーを毎シーズン獲得するのがペレス会長の趣味かと思うくらいでした・・・。
間もなく閉め切られる、夏の移籍市場で、レアルマドリードが今夏最も時間を費やしたのではないかと思われる、マンチェスター・ユナイテッドのGK、デ・ヘア獲得交渉が電撃的に決定するかどうかくらいしか、出てきそうにないようです。
しかし、意外なことに、レアルマドリードが、ペレス会長就任13年間の中で、今夏に選手獲得に費やした資金は、これまでで5番目の出費だったようです。
大物補強なしもお金はかかってしまったレアルの謎
この夏に、ここまでにレアルマドリードが、補強のため獲得した選手は5名です。
DFのダニーロ(ブラジル代表)に始まり、同じくブラジル人MFのカゼミーロ(買い戻し選手)、スペイン人選手で、ルーカス・バスケス(MF)とカシージャ(GK)
そして、先日決定したクロアチアの至宝、マテオ・コヴァチッチ(インテル)といった顔ぶれです。
これら選手の獲得に、日本円で、約114億円をかけたのです。
例年になく、驚きのない補強に肩すかしを感じたファンの少なくないのかもしれませんが、逆に言えば、これまでに1人の選手に巨額の投資をしすぎていただけなのかもしれません。
その時旬のビックネームを取り続けた事で強く印象に残っているからでしょう。
今夏は、将来的に有望な選手も含め、それ相応のコストを要する選手が重なったため、目立たないながらも出費はかさんだといったところでしょう・・・。
おそらく、今夏の移籍市場で、レアルのビックネームが移籍してくることはないと思われますが、反対に最後の最後で、ビックネームの放出が待っているのかもしれません。
今夏のレアルにとって、いやペレス会長にとっても、幸いだったのは、セルヒオ・ラモスと無事契約を延長出来たことでしょうか?
日本時間、8月24日未明に開幕戦を迎えるレアルマドリード。
このまま静かにリーガ開幕を迎えるのでしょうか・・・。