先日、日米通算安打で、メジャー歴代2位の通算安打記録を持つタイ・カッブの4191本を超えたイチロー。
日米通算ということに異論はあるものの、イチローの偉業は称賛に値するものであることに変わりはありません。
そのイチローが、さらに安打数を伸ばす活躍でチームの勝利に貢献しました。
日本時間8月19日(水)に行われた、ブルワーズ対マーリンズの一戦で、先発出場したイチローは、初回に得意の俊足で内野安打を決めると、この日は4安打と固め打ち。
1試合4安打は、実に2年ぶりとなります。
この試合では、盗塁も1つ決めており、今シーズンこれで10個目の盗塁となり、メジャーで15年連続となる2桁盗塁となりました。(オリックス時代から含めると22年連続)
これで盗塁の通算記録も497となり、500盗塁まで後3となりました。
実は、イチローが500盗塁を達成すると、2900安打&500盗塁という記録は、歴史あるメジャーリーグにおいて、史上9人目となる快挙になります。
メジャー通算3000安打に目がいきがちですが、盗塁絡みでは、そんな記録が目の前にあります。
衰え知らずのイチローにチームメイトも感服
4安打の固め打ちを決めたイチローは、8月に入り、15試合に出場し51打数で18安打、打率353厘と調子を上げています。(通算打率は260)
そんなイチローについて、マーリンズのダンジェニング監督は、「イチローが殿堂入りする選手である所以は、衰えの兆候を示さないところだ」と手放しで称賛のコメントを出しています。
監督のみならず、チームメイトである、ゴードンも41歳のベテランの活躍に感服しており、「本当に凄い!僕は彼のプレーを見るのが大好きなんだ!」と口にしています。
入団当初は4番手の控え選手ともされていたイチローが、気がつけばチームに欠かせない存在となっています。
マーリンズは来季もイチローを手放せない?
イチローが安打を重ねれば重ねる程、記録への期待と殿堂入りが取りざたされます。
衰えを知らない日本人メジャーリーガーに対して、当初は契約延長に消極的だったマーリンズも、来季の契約について本気で条件提示をすることになるのかもしれません。
メジャーリーグでの史上30人目となるであろう3000本安打がまでのカウントダウンが始まったイチロー。
現在、現役選手としては、ヤンキースのロドリゲスに次ぐ2番目の安打数となります。
今後、さらにイチローのバッティングに注目が集まる中、将来「米国野球殿堂」入りすることは間違いないでしょう。
そんなイチローに、マーリンズのユニフォームを着て、記録を積み重ねて欲しいという思惑も球団には出てきているはず。
何よりも、プロとして試合に挑む姿勢は、尊敬に値するものでもあります。
状況的に、イチローを手放すというのは、もはやデメリットしかないようにも思えます(汗)
イチローは、今季どこまで記録を積み上げるのか?
衰えを知らないレジェンドが、来年どこでプレーするのかにも、大きな関心が寄せられています。