過去最大の盛り上がりを見せた、2015FIFA女子ワールドカップカナダ大会。
なでしこジャパンは2大会連続の決勝進出を果たし、おしくも優勝とはなりませんでたが、最後まで大会を盛り上げてくれました。
そんな女子ワールドカップで、得点王を獲得した、ドイツ代表MFのセリア・シャシッチが、Facebookにて現役引退を表明しました。
セリア・シャシッチは、ワールドカップカナダ大会の準決勝で、アメリカから先制するチャンスとなるPKを外してしまい、チームはその後2点を奪われ2大会ぶりの決勝進出はなりませんでした。
セリア・シャシッチは、ドイツ代表で111試合に出場。
これまで63得点を記録しているミッドフィルダーです。
ブンデスリーガのフランクフルトでは、なでしこジャパンの安藤選手のチームメイトでもありました。
現在27歳のセリア・シャシッチ。
体力的にはまだまだ現役でやれると思われますが、その決断には一体どのような理由があるのでしょうか・・・。
セリア・シャシッチ突然の引退表明の理由とは?
突然、Facebookにて現役引退を表明したセリア・シャシッチ。
多くのファンやサッカー関係者にも衝撃が走ったのは想像に難くありません。
今回のセリア・シャシッチの引退に関して、ドイツ代表を率いる、ネイド監督は、残念との思いを口にしながらも、サッカーが人生のすべてではないとし、彼女の新たな人生の幸運を祈るとコメントしています。
どうしても気になるのは、セリア・シャシッチが引退を決断したのかです。
セリア・シャシッチはどうやら、学業に力を入れたい意向があるようです。
なにか資格なども取得して、将来的に長く続けられる仕事を始めようとしているのではないでしょうか?
確かに、サッカー選手の選手寿命は、他のスポーツと比べても、それほど長いものではありません。
女子の場合、男子以上にその傾向は高いかもしれません。
かつて、日本代表選手だった、中田英寿氏も、サッカー選手としての人生は短いので、その後の長い人生をどう生きるかについて語っていた事がありました。
確かにそうです。
キングカズや澤穂希はレアケースとして、多くのサッカー選手は現役引退後の人生の方が遥かに長いため、引退の見極めとその後の人生設計は悩むところかと。
体力的にも実力的にも、次のワールドカップも狙えるであろう、セリア・シャシッチが、このタイミングで引退を決断したのも、人生という長い時間を踏まえての判断だったのでしょう。
学業と併せて家族との時間を大切にしたいという思いも口にしたセリア・シャシッチ。
それだけ充実したサッッカー人生を送る事が出来たということなのでしょう。
ある意味、羨ましい決断だと言えますね。
最後に、ドイツ大代表で、そしてフランクフルトで抜群の存在感を見せた、セリア・シャシッチのプレーを動画でご紹介して終わりたいと思います。
「セリア・シャシッチプレー集」
本当にお疲れ様でした。