2015FIFA女子ワールドカップで、2大会連続の決勝進出を決め、W杯での連覇が現実味を帯びてきた、なでしこジャパン。
そんな、なでしこジャパンで、決勝トーナメントに入り、切り札的存在として、チームの勝利、躍動に欠かせないのが、ドイツのバイエルン・ミュンヘンに所属するFW岩渕真奈です。
身長155センチと小柄ながら、途中出場でスピードと切れのあるドリブル突破は、疲れの見える相手DFにとっては脅威以外の何者でありません。
ゴールを常に狙うどん欲な姿勢も、佐々木監督にとっては頼もしいところでしょう。
22歳と若く、今後のなでしこの主力選手として期待される岩渕真奈について、今回は取り上げてみたいと思います。
バイエルン所属の岩渕真奈、海外での評価や実績
岩渕真奈は、女子ブンデスリーガのバイエルンに、ホッフェンハイムから2014-2015シーズンに移籍しました。
ホッフェンハイムに在籍中はチームの一部昇格にも貢献し、バイエルン移籍のチャンスを手にしました。
岩渕真奈は、移籍したばかりのシーズンで、バイエルンではレギュラーとまでは言い難いかい状況ではありましたが、先発出場の機会も与えられる評価はされています。
※こちらの映像は、岩渕真奈の驚愕ドリブル突破からの股抜きゴールになります。
一躍、ドイツで岩渕真奈という存在を知らしめた瞬間と言って良いでしょう。
シーズン終盤にも先発で2試合続けて起用されるなど、バイエルンのブンデスリーガ39年ぶりの優勝に貢献しました。
バイエルンでの1年目は、13試合に出場し3ゴールという結果でした。
https://twitter.com/buchi_mana/status/597418290319859712
来シーズンはさらなるチャンス恵まれるよう、ワールドカップ決勝でも出番があれば、さらにその存在感を示したいところです。
岩渕真奈の気になる年俸は?
今後のさらなる活躍が楽しみな岩渕真奈ですが、ワールドカップでのボーナスはさておき、所属するクラブでの年俸はどれくらいなのか?
やっぱり気になってしまいます。
何せ、ドイツのバイエルン・ミュンヘンです。
男子サッカーでは名門中の名門で、女子サッカーも盛んで世界トッレベルの強豪国だけに、報酬もそれ相応ではないかと・・・。
岩渕真奈の年俸についてですが、調べてみたところ、公にはされていませんが、相場的なところから見ると、どうやら1000万にも届いてないくらいの額で、その半分の500万にも届かないくらいまでの可能性が高いようです・・・。
いくらドイツの名門クラブ、バイエルン・ミュンヘンでも、女子サッカーの地位はまだまだ厳しいものがあるのでしょう。
まあドイツに限った事ではありませんが・・・。
余談ですが、岩渕真奈は日本サッカー協会から、<なでしこ海外強化指定選手>に認定されているため、1日1万円の支給が行われています。
なでしこ海外強化指定選手とは、日本サッカー協会が、2015W杯、2016リオ五輪での優勝及びメダル獲得を目指すために、大会で核となるであろう選手達に、海外経験をさせることで個々の強化を目的に、トップレベルの選手達が集まるリーグへの移籍などを支援する制度になります。※日本サッカー協会(JAF)より引用
こういった制度があることは、選手にとって何よりですが、ハングリーさが失われたりしないかちょっとだけ心配だったりもします・・・。
でも、そもそもが男子サッカーと比べて大きく待遇面などでも隔たりがあるので、ありがたい制度ではありますね。
ということで、なでしこジャパンのワールドカップ連覇達成への切り札と呼べる、岩渕真奈が、アメリカとの決勝戦でなでしこの切り札として躍動するのか?楽しみにしたいと思います。
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