6月11日にイラクと親善試合、そして16日には、ロシアW杯のアジア2次予選となるシンガポールとの一戦を行う日本代表が、現在、海外組に国内組も合流して合宿を行っています。
ワールドカップへ向けて、本格的にスタートを切るハリルジャパンの本田圭祐選手が試合に向けて語っています。
本田選手は、イラク戦について、「練習試合なので、勝てればいいというものじゃなく、1点でも多くファンに見せられればそれに越した事はない」と語ったそうですが、同時に簡単な試合にならないとも口にしています。
そもそも、練習試合という意識がきになるところ。
親善試合がやっつけだという認識でいるのではないかということ。
本田圭祐選手に限った事ではありませんが、ホームでの親善試合は「ならし運転」「本番へ向けての勝ちクセをつけるための試合」という感覚があるようにも見えます。
このあたりは、サッカー協会も悪いのですが、真剣勝負の場がいかに日本代表は少ないかというのが垣間みれるところです。
そのあたりも問題については、またいつか・・・。
代表で2年近くFK弾がない本田の「俺が俺が」はもういらない?
ハリルホジッチ監督は、以前、日本代表について、ここ数年FK(フリーキック)から得点が生まれていないことを気にかけているという発言がありました。
それもそのはず。
日本代表のFKは、基本的に本田圭祐選手が、ボールを取って誰にも譲りません。
角度によっては、たまに遠藤選手が蹴るケースもありましたが、本田選手は基本的にFKキッカーを誰にも譲りません。
本来なら、それだけ自信もあり決定力もあるからだと思われますが、実際は、2013年の8月に行われたウルグアイ戦以降、FKによるゴールはありません。
日本代表は、高いレベルの相手からは流れの中で得点できるチャンスはそうはありません。
となれば、やはりセットプレーはかなり重要な得点チャンスとしなければなりません。
にも関わらず、FKを2年近く蹴り続けてゴールなしであれば、本来ならば他の選手とキッカーを代わるべきです。
それでも蹴り続ける本田圭祐。
それこそ、彼が言う「練習試合」については、練習だから、外して気にしないということなのでしょうか?
親善試合を外せば2年という表現にはならないかもしれませんが、プロであり日本代表という立ち位置である以上、それだけの期間「俺に蹴らせろ」と言い続けて決まらなかったら他の選手に譲るべきです。
間違った自己主張は、代表チーム全体への悪影響となります。
どこか、集団の中で感覚が麻痺してる感のある本田圭祐。
日本代表が前に進むためには、本田選手に対して、「FKマジで決まってないから、俺に蹴らせてよ!」と言える選手が必要なのではないかと思ったりしました。
代わるのは監督だけではダメなのです。
選手の意識も変らなければ・・・。