バルセロナ側の問題で公式戦出場禁止状態となり、やむなくバルセロナを退団した久保建英君が、噂に上がっていた、FC東京への入団登録が完了したようです。
久保建英が登録されたのは、「FC東京U-15むさし」です。
帰国後に接触したチームは複数あったようですが、最終的には、久保建英君自身の意志でFC東京に決定したそうです。
今回、チーム側から正式な発表があったわけではないようです。
マスコミの取材の中で、FC東京の大金社長が明らかにしました。
通常、中高生の年代については、公式での発表などはおこなっていないようですが、久保建英君の注目の高さから報告を行った様です。
大金社長は、「今後日本代表を背負って立つような選手に是非なってほしい。そのための環境を作っていきたい。」とコメントしています。
久保建英君は、早ければ5月17日の試合から出場可能になるとのことで、注目を集めそうです。
今回、久保建英が日本に帰国した事で、日本代表を率いるハリルホジッチ監督の視察もしやすくなるため、2018年ワールドカップ ロシア大会のメンバー入りに期待出来るのかもしれません。
久保建英君は、現在13歳のため、若干気が早いかもしれませんが、それだけのポテンシャルを秘めた選手ではありますので。
もう一人の次世代エース候補中井卓大もレアル退団か?
バルセロナを退団した久保建英君に続き、ライバルであるレレアルマドリードの下部組織に所属する、中井卓大君にも退団の可能性が出てきています。
スペインでは、バルセロナ以外にも、レアル、アトレティコ、バレンシアといったチームにも調査が入っており、現時点で、アトレティコについては、すでに2件の違反があるとされており、チーム側にはすでに処分の決定が伝えられているとの報道もあります。
そのため、レアルマドリードも、何かしらの処分は避けられないと見られ、その対象選手が、中井卓大君になる可能性が否定できません・・・。
レアルマドリード側は、一切違反等ないとして正式なコメントを出していますが、現地時間で5月16日頃には正式な発表があるのではないかと見られています。
リーガは、政府への不信感からストライキの動きもあり、なんだか慌ただしい状況ですが、中井卓大君に直接的影響が出るのか注目です。
万が一、中井卓大君まで退団となったら、せっかくの才能が欧州のトップチームでの育成という環境から外れなければなりません。
久保君も同様ですが、やはり日本の指導と欧州の指導は違います。
日本の指導者は、ボールを回す事を重要視して指導する傾向があります。
相手に向っていく指導は苦手な指導者が多いという現実です。
ただでさえ、中盤の選手に重きを置き、センターバックやフォワードの指導はまだまだ厳しいという現実があります。
そのことは、これまでの日本代表が証明しています。
そのため若くして欧州で力を付けることが出来るチャンスだった久保君はその居場所を無くされ。
そしてまた、中井卓大君もそんな状況になるかもしれません。
いくら中井君と久保君が才能あふれるサッカー少年だとしても、もし欧州チームへ所属することが、18歳まで叶わなかったらその伸びしろに大きな影響がでるのは明らかです。
日本はただでさえレベルアップが思う様に進まず、若い世代の育成に問題があるのは明らかです。
もし、日本の若い世代が欧州移籍不可となった場合、国内の育成に関する見直しが早急に必要となるのは言うまでもありません。