首位のバルセロナを勝ち点2差で追うレアルマドリード。
バルセロナが好調なだけに、アウエーながら勝ち点3がどうしても欲しい試合です。
そんな中、レアルの中盤のモドリッチが前節のマラガ戦の試合中の怪我により復帰まで5〜6週間かかると見られ、復帰は最終節前あたりではないかと思われます。
モドリッチは、今シーズン2度目の長期離脱ということで、本人にとってもチームにとっても痛いところです。
前半9分にホームのセルタがノリートのゴールで先制。
ヴァランの股の間を狙われ、キーパーのカシージャスも反応できず、バルセロナを勝ち点2差で追うレアルは痛い失点です。
アンチェロッティもご立腹です・・。
試合は、ホームのセルタが序盤からマンツーマンディフェンスでレアルにプレッシャーをかける展開で、中々セルタゴール前に迫れません。
それでも前半16分、ロナウドのゴール前への突破の折り返しから、相手選手のクリアボールがクロースの正面に入り、奇麗にゴールを決め同点に追いつきます。
24分にハビエル・エルナンデスのゴールでレアルが勝ち越します。
今シーズンレアルにレンタル移籍しながらも、ベンチを暖める日が続いたハビエル・エルナンデス。
ベンゼマの負傷もあり、シーズン終盤にきてようやく出番を得て、ゴールという結果で見事に応えています。
このあたりは、ベンゼマの穴を埋める活躍が出来ているエルナンデスと復帰間近と見られるベンゼマのどちらをシーズン終盤にどう使っていくのか、アンチェロッティの采配にも注目が集まりそうです。
ちなみに、この試合でもロナウドがボールを持つとブーイングです。
アウエーでのこの後継は、もはやリーガでは定番といってもよいでしょう(苦笑)
これでペースを掴むと思われたレアルですが、そのわずが4分後、前半28分にサンティ・ミナのゴールでセルタが同点に追いつきます。
その後も試合は一進一退の攻防となりますが、今週はチャンピオンズリーグでのアトレティコとのマドリードダービーもあったため、若干レアルの選手に疲労の色が見えるようにも思われます。
ほとんどメンバーを替えずにセルタ戦に挑んだアンチェロッティ。
ここのところは鳴りを潜めていた、メンバーを固定する悪いクセが出始めているのでしょうか・・・。
特にイスコにいつものような切れはなく、前半は見せ場も作れません。
そして、このまま同点で終わるかと思われた43分。
またもロナウドが起点となり、ハメス・ロドリゲスのゴールで再度レアルが逆転します。
前半はこのままアウエーのレアルが3対2と1点リードでなんとか終えます。
後半、両チームともに選手交代はなく試合はスタートします。
後半も立ち上がりからホームのセルタが積極的に仕掛けていきます。
レアルが1点リードはしているものの、いつ同点に追いつかれてもおかしくない展開が続きます。
依然としてしてレアルのイスコの動きは重く、改めてモドリッチの負傷離脱が重くのしかかってきますが、この試合はもちろん、リーガ残り試合とCLでどう選手を起用していくのか?
このあたはアンチェロッティの手腕が問われそうです。
後半20分をすぎてもセルタペースは変わらず、ボールポゼッションでもレアルを上回ります。
それでも、後半24分に、訪れたチャンスでハビエル・エルナンデスがこの試合2点目のゴールをきめ、レアルが4点目を取り2点リードします。
2点リードしたことで、ようやくアンチェロッティが動きます。
28分、ハビエル・エルナンデスに代えてペペを投入します。
対するセルタもラリベイに代えてシャリレスを投入。
ラリベイは前半の負傷で、頭部からの出血が止まらず、ここで
下げるようです。
一方のレアル、アンチェロッティは5バック気味にして2点差を守り切る動きを見せます。
その後もセルタが攻撃的にくるなかしのぐレアルですが、後半36分にイスコに代えてヘセを投入します。
イスコの交代は、もっと早くても良かったように思います。
さらに40分には、ハメス・ロドリゲスに代えてアルベロアを投入。
結局、試合はこのまま4対2で終了。
試合はセルタペースとなりながらも、アウエーのレアルマドリードがきっちり勝ち点3を取りました。