レアル・マドリードのペペの奇跡の記録がついにストップ!
何と言っても注目は、レアル・マドリードのペペが今シーズンここまでカードを一枚ももらっていないということ。
誰もが想像できなかったペペの変貌には驚かされます。
ちなみに、今シーズン10試合以上出場しているリーガ全チームのDFの中で唯一警告を受けてい選手となります。
何気ないペペの記録がレアル・マドリードの首位に少なからず貢献していると言って良いでしょう。
試合は一進一退の攻防で進む前半。
ホームのレアル・マドリードは早く先制点が欲しいところですが、ビジャレアルの堅い守備と攻守の切り替えの速さに苦しめられます。
その中でも、レアルのイスコは攻守に渡ってひときわ目立ちます。
モドリッチが怪我で離脱する中、のイスコのチームに置ける存在は大きなものですが、モドリッチ、そして同じく怪我で離脱しているハメス・ロドリゲスが復帰した時に一体誰を起用するのか?
メンバーを固定しがちなアンチェロッティだけに、出番を失う事になってしまうのが誰になるのかも、今後気になるところです。
前半徐々に試合を支配し始めるレアル・マドリードですが、難敵ビジャレアルから得点が奪えないまま40分を過ぎます。
結局、前半はこのまま両チームとも得点は生まれず終了します。
余談ですが、この試合を中継するWOWOWの解説者、元日本代表の城彰二氏が太りすぎで顔がパンパンなのがとても気になりました。
比べるのもなんですが、当時の代表チームメイトだった、中田英寿氏が引退後も現役時代と変わらぬ体型を維持していることを思うと淋しい気持ちになりました。
試合は両チームともメンバー交代はなく後半に入ります。
そして後半5分にレアル・マドリードにチャンスが訪れます。
ロナウドがペナルティエリア内で倒されPKを獲得します。
そのPKをロナウドが自らきっちり決めて、レアルが待望の先制点を手にします。
試合の流れがレアルに傾き始めるなか、ビジャレアルは一気に2枚の交代カードを切ります。
その僅か数分後に采配が身を結び、後半18分にビジャレアルがジェラードのゴールで同点追いつきます。
ビジャレアルはさらに動き、後半23分に3枚目のカードを切ります。
一方のレアル・マドリード、アンチェロッティは相変わらず動きません。
この指揮官の悪い意味でのこだわりが、シーズン終盤チームを苦しめかねない予感です。
同点に追いつかれたレアルは、さらに前がかりで仕掛けますが、ビジャレアルのGKセルヒオ・アセンホが再三に渡る攻守で追加点を許しません。
ここでようやくアンチェロッティが最初の交代カードを切ります。
シウヴァに代えてヘセを投入します。
さらに32分には、イスコに代えてイジャラメンディを投入します。
アンチェロッティにしては珍しいケースです。
それだけにとどまらず、数分後には、ベンゼマに代えてハビエル・エルナンデスを投入します。
これで両チームとも交代枠をすべて使い切った状態で試合は終盤をむかえます。
そして後半41分にエルナンデスがペナルティエリア内で倒されるもファールは取られず。
スローでみても明らかに手がかかっていますが、時間的に主審が躊躇したのかもしれません・・・。
疲れの見えるビジャレアルは守備に追われますが、レアルに得点を許しません。
そんな中、後半アディショナルタイムにペペが今シーズン初のイエローカードをもらい、ついに奇跡の記録がストップしてしまいます。
試合はこのまま終了となり、レアルは勝ち点3を逃しました。
戦前の予想通り難しい試合となったレアル・マドリードでした。
気がかりは、ペペが警告なしの記録がストップしたことで、時節から以前の悪童に戻らないか心配ということです・・・。