なでしこジャパンW杯決勝トーナメント、オランダ戦の試合結果

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日本時間の6月24日(水)午前11時過ぎより行われた、FIFA女子ワールドカップ2015の決勝トーナメント1回戦、日本対オランダ戦の試合が行われました。
 
平日のお昼前という、ある意味日本のファンにとっては悪夢のような時間帯ですが、致し方ありません。
 
 
日本は、グループリーグを3戦全勝に1位通過で決勝トーナメントに進みましたが、相手のオランダはワールドカップ初出場です。
 
世界ランクは、現在12位という事で、日本有利と言えますが、強豪ひしめくグループを勝ち上がっただけに侮れない相手です。
 
 

日本対オランダ前半の展開

 
試合は序盤から好守の切り替えの激しい展開となります。
 
若干オランダの攻撃が目立つ展開の中、日本にいきなりチャンスがやってきます。
 
 
前半10分、ヘディングでゴールを狙った大儀見のシュートがゴールバーに跳ね返されたこぼれ球を有吉が右足で豪快に蹴り込み、待望の先制点を上げます。
 
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先制されたオランダが、より攻撃的に仕掛けると、最近のなでしこジャパンの悪いクセである先制すると引き気味になり攻撃が雑になるという顔を覗かせます。
 
 
なんとか、攻撃の形を作りたい日本は、宮間と川澄が前へ仕掛けていきます。
 
その後は、落ち着いて好守の切り替えがスムーズとなった、日本がオランダの攻撃を往なして攻める展開に変っていきます。
 
 
途中、ボールの奪い合いの中で、坂口のサミングでオランダの10番ファンテドンクがが目の下を負傷したようです。
 
前半終盤は膠着状態となり、結局このまま前半は1対0で日本がリードして終了します。
 
 
前半はボールポゼッションはほぼ互角も、オランダのシュート2本に対して、日本は13本となっています。
 
 

日本対オランダ後半の展開

 
後半、両チームともメンバー交代なしで試合開始となります。
 
開始早々から同点を狙うオランダは攻撃を仕掛けますが、フィニッシュまで持ち込めません。
 
 
そして、後半8分に、まさかの10番ファンテドンクを下げて、ファンデフェンを投入します。
 
前半、好守の日本にとって嫌な存在だったファンテドンクを下げるというまさかの展開ですが、日本にとっては意外な選手交代だったと言えます。
 
 
試合はオランダが攻め日本が守るという展開が増えてきますが、オランダのパスの乱れなどもあり、決定的なピンチは迎えることなく、後半も15分をすぎていきます。
 
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そして後半、日本の佐々木監督も動きます。
 
21分、大野に代えて岩渕を投入します。
 
 
試合は膠着状態が続きますが、後半も30分を迎えるころになると、なでしこジャパンはどこか守備固めに入るかのような意識が高くなっているようにも見え、1点差でのこの時間ではあまりにもリスクが高いだけに、攻撃の姿勢を見せてほしいものです。
 
 
その後もオランダが攻め続け、決定的チャンスを迎えるも、なんとか失点防ぐ日本でしたが、後半33分に突然チャンスが訪れます。
 
カウンターから、阪口のゴールで2点目は入ります。
 
 
2点差となったなでしこジャパンは、その2分後に、川澄に代えて澤を投入します。
 
中盤のバランスを整えつつ守備を安定させるという意味での投入と思われます。
 
 
終盤はパワープレイに出るオランダでしたが、日本は2点のビハインドもあって、落ち着いて試合を進めます。
 
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しかし、アディショナルタイムに、GK海堀がオランダのフェンデフェンのシュートボールをファンブルし、得点を許します。
 
 
このあたりは、残り時間を意識したのでしょうか?
 
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正面にバウンドしてきたボールを胸で落として時間を稼ごうとして、ボールを後ろにそらしてしまうという、完全に凡ミスと言えます。
 
 
その直後にもゴール前で危険な場面を迎えますが、なんとか1点差でしのいだなでしこジャパンがベスト8進出を決めました。
 
この試合に勝利すれば、2015年のリオ五輪への出場が決まるオランダでしたが、惜しくも叶いませんでした。
 
 
試合には勝利したものの、今後に大きな不安を残す試合となりました。
 
 

なでしこジャパンの決定的な問題点、バックパス多すぎ

 
以前からなでしこジャパンに多く見られる特徴として、バックパスが異常なまでに多い点です。
 
極端な事を言えば、試合によっては90分間時間稼ぎをしているかのように見えることもあります。
 
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バックパスについては、女子に限らず、男子サッカーでも日本の場合多く見受けられますが、このあたりは、就任間もないころに、ハリルホジッチ監督も気にしていました。
 
あまりにも後ろへの意識が強すぎると、いざ点がどうしても欲しい展開や終盤のスタミナ勝負になる時間帯で、攻撃の遅れに繋がってしまいます。
 
 
体が後ろ後ろとなっている分、前へ出るのが遅れるという単純な話です。
 
日本の場合、効果的なサイドチェンジは決して多くなく、ちょこまかとした横パスは多用する傾向があります。
 
 
到底監督の指示とは思えない、試合を通じて多用されるバックパスは、チャンスよりも遥かにピンチを招く行為だけに、男女とも修正が最も必要な「クセ」と言ってよいのではないでしょうか・・・。
 
 

今回なでしこと対戦したオランダ代表が美人揃いで困る

 
2015FIFA女子ワールドカップの決勝トーナメントで日本と対戦したオランダ
 
試合は、地力で勝るなでしこジャパンに軍配が上がりましたが、正直、嬉しいような悲しいような気分になりました。
 
 
その理由が・・・・・
 
 
オランダ代表メンバーが美人揃いだったからに他なりません・・・。
 
 
 
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2番ファンルンテレンを始め、9番ミーデマ(マディマ?) 11番マルテンス 6番デッケルと美人揃い。
 
 
極めつけは、10番のファンテドンクです。
 
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後半開始早々にピッチを後にしてしまい、個人的には試合への興味が半減しました・・・。
 
 
今回の女子ワールドカップでは、その他の国でも美人選手が当然のように話題となっていますが、いつの時代も美しいものはどのスポーツでももてはやされるということなのでしょう。
 
でも、美しい選手が躍動するサッカーというのも、また素晴らしいと思います。
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