ブラジル代表FWのネイマールが、コパ・アメリカのグループリーグ、対コロンビア戦での累積警告や試合後の乱闘により、4試合の出場停止処分を受けました。
この結果、次戦のグループリーグでのベネズエラ戦以降、仮にブラジルが決勝戦まで進んだとしても、最大で4試合となるため、ネイマールのコパ・アメリカは事実上の終焉を迎える事となりました。
ネイマールは、コロンビア戦を裁いたレフェリーを試合後に批判しましたが、カッとなりやすい自らの言動が招いた最悪の結果に、チームもブラジルのサポーターも意気消沈といったところでしょうか・・・。
思いのほか、厳しい処分が下ったネイマールですが、常日頃から試合中に相手の挑発にノリやすいその幼さが問題のように思われます。
世界トップレベルのプレイヤーでありながら、精神面の未熟さをまたも露呈したブラジルのエース。
バルセロナで見せるような輝きをブラジル代表にもたらす日はやってくるのでしょうか・・・。
バルセロナの3トップは代表で輝けない?
ネイマールと言えば、スペインの強豪クラブ、バルセロナで、アルゼンチンのメッシとウルグアイのスアレスと3トップを組み、2014-2015シーズンは、リーガ、国王杯、欧州CLと、3冠を達成し、最高のシーズンを送りました。
バルサでの3トップの攻撃力は、多くのビッククラブが苦敗を舐めさせられました。
しかし、この3人にはなぜか代表チームでは輝き辛いという別の顔があったりもします。
バルサのエース、メッシは、アルゼンチン代表のゲームでは、度々その存在感が薄まることを指摘されています。
昨年のW杯ブラジル大会こそ、一定の結果を出し、久しぶりにアルゼンチン代表としての輝きは放ちましたが、多くの場合、バルサで見せるような存在感は中々見れない姿でした。
そして、新加入したスアレスにおいても、ウルグアイ代表で、ゴール前で決定的な仕事をするかと思えば、相手選手に噛み付くなど、時折意味不明の反則行為で代表からフェードアウトしてしまいます。
昨年のW杯での噛みつきからの出場停止は記憶に新しいところ。
そして、ネイマールもです。
自国開催となったワールドカップについては、相手選手のファールによる怪我で欠場せざる得なくなり、攻撃の格を失ったブラジルは決勝トーナメントでドイツに歴史的大敗をしました。
なんとも不思議なものですが、バルサで躍動する3トップは、代表で躍動しきれないという現実・・・。
でも、これもまたサッカーなのでしょう。