チャンピオンズリーグでの対戦が一勝一敗二分けという全くの五分で、しかも共に8回目のファイナル進出という一戦。
ユヴェントスのピルロとバルセロナのシャビと、両チームの名パサーがチームをさるだけに、どちらも譲れないところでしょう。
試合はいきなり動きます。
ネイマール、イニエスタと流れる様に繋ぎ、最後はラキティッチが決め、早くも先制ゴールを上げます。
バルセロナらしいパス回しから試合をリードします。
試合は序盤からバルセロナがペースを握りユヴェントスは守備に追われる展開に。
普段通りのパス回しを見せるバルセロナに対し中々攻撃の形が作れないユヴェントス。
そのいらいらからなのか?ユヴェントスのヴィダルが序盤で早くもイエローカードを貰いながら、それでもファールを繰り返し、若干嫌なムードを感じさせます。
それでもなんとか攻撃の形を作るユヴェントスですが、決定的な場面が作れません。
ボールポゼッションでもユヴェントスを圧倒するバルセロナですが、最後の壁、GKのブッフォンが好セーブで2点目は阻止します。
前半はこのまま終了し、ユヴェントスは1失点でしのぎました。
後半同点ゴール決まるもバルセロナの猛攻開始
後半も前半同様バルセロナペースで試合は進みます。
しかし、後半9分にユヴェントスが攻撃の形を作り、キーパーの弾いたボールをモラタ落ち着いて流し込み同点に追いつきます。
このゴールで息を吹き返したユヴェントス。
試合は互角の展開へと動き始めます。
それでも試合を動かしたのはバルセロナ。
スアレスのゴールでバルセロナが逆転します。
さらに数分後にネイマールのヘディングでのゴールが決まったかのように見えましたが、これはハンドをとられます。
実況席では「これをハンドと取られると辛い」と言いますが、手にあたった事でコースが変わっているためハンドと取られても致し方ないでしょう。
そして、後半30分過ぎに、イニエスタに代わってシャビがバルセロナとして最後のピッチに立ちます。
なんとか同点に追いつきたいユヴェントスですが、バルセロナの固い守備の前に決定的なチャンスが作れません。
アディショナルタイムは5分ありましたが、試合はこのまま終了と思われたその時、前がかりになったユヴェントスはカウンターからネイマールにゴールを決められ3対1となり、バルセロナが完勝で5度目の優勝を飾りました。