6月1日(月)に、ハリルホジッチ監督と日本サッカー協会が、6月11日のイラクとの親善試合と同月16日に予定されているW杯ロシア大会のアジア2次予選となるシンガポール戦の代表メンバーを発表しました。
ここ最近の代表メンバーと大きな変更はないものの、ハリルホジッチ体制になってからは怪我などもありメンバーに招集されることのなかった、インテルの長友佑都選手や、ここ最近は所属するヘルタ・ベルリンで好調を維持している原口元気選手がハリルジャパン初招集となりました。
アジア2次予選シンガポール戦とイラクとの親善試合に挑むメンバーは以下となります。
<GK>
川島永嗣(スタンダール)
西川周作(浦和レッズ)
権田修一(FC東京)
東口順昭(ガンバ大阪)
<DF>
長友佑都(インテル)
酒井高徳(シュトゥットガルト)
酒井宏樹(ハノーファー)
太田宏介(FC東京)
吉田麻也(サウサンプトン)
槙野智章(浦和レッズ)
森重真人(FC東京)
丹羽大輝(ガンバ大阪)
<MF>
長谷部誠(フランクフルト)
山口蛍(セレッソ大阪)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
清武弘嗣(ハノーファー)
柴崎岳(鹿島アントラーズ)
香川真司(ドルトムント)
<FW>
岡崎慎司(マインツ)
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
本田圭佑(ACミラン)
原口元気(ヘルタ・ベルリン)
武藤嘉紀(FC東京→マインツ移籍確定)
川又堅碁(名古屋グランパス)
大迫勇也(ケルン)
今回、招集されるのではないかとの噂もあった、川崎の大久保嘉人選手は選ばれませんでした。
思わぬ2次予選初戦のホーム開催はハリルジャパンにとって嬉しい誤算?
6月16日に予定されているワールドカップロシア大会のアジア2次予選の初戦となるシンガポールとの一戦は、そもそもは適地に乗り込むアウエーでの試合になるはずでしたが、シンガポールでの他競技とのバッティングにより代表戦に見合ったスタジアムが用意できないとの理由から、シンガポールサイドから日本での開催を打診され受けいれる形となりました。
正直なところ両国の力関係からいけば、満に一つもシンガポールには勝ち目のない試合と言っても言いすぎではないように思います。
むしろ、その前に行われるイラクとの親善試合の方が厳しい闘いになるでしょう。
そういった意味では、移動の負荷もほぼないため、初招集メンバーや若手を使うには、シンガポール戦は格好の場となるはず。
ここで、ハリルホジッチ監督がどういう選手起用や戦術を用いてくるのか一層注目が高まります。
基本的に走れない選手は必要としない同監督だけに、ここからアジア2次予選を戦いながら、ハリルジャパンの骨格が形成されることになることでしょうから、正直、本田圭祐や香川真司も安泰ということはありません。
ガンバ大阪の遠藤選手が外れたように、ベテランの部類に入る選手にとっては、どれだけ献身的に汗をかけるかが一つのポイントとなるでしょう。
2018年のワールドカップというとずいぶん先のようですが、すでに真剣勝負は始まってるということですね。