最終節までライバルのバルセロナと優勝を争ったレアルマドリード。
引き分け以上でバルセロナの試合結果に関係なく優勝が決まるレアルは、アウエーのマラガとの一戦で、ロナウドのゴールなどで2対0で勝利し、自らの力で5年振りの優勝を決めました。
しかし、レアルの優勝が決まったことで、あることが現地メディアで報道され話題となっています。
それは、レアルマドリードが優勝を決めた場合は、マラガに100万ユーロを支払うというものです。
日本円で1億2千万を超える額だけに、「優勝するために賄賂?」と思われそうな話ですが、理由は全く別のものになります。
その理由は、MFのイスコにあります。
イスコは、今シーズンこそジダン監督の戦術の影響で控えメンバーのような扱いを受けましたが、それでも出た試合では存在感を見せつけ、マドリスタからもっとも愛される選手と言ってよいでしょう。
そのイスコがレアルに移籍したのが2013-14シーズンで、放出したのはマラガです。
レアルがマラガに当時支払った移籍金は、2700万ユーロ(約33億円強)とされており、それとは別に、もしレアルマドリードがリーガで優勝した場合、ボーナスとして100万ユーロを最大で3回支払う契約だったというのです。
この契約が有効となるのは移籍から5年以内のようです。
今シーズンは、その対象となることから、スペインではちょっとした話題となっているようです。
ということで、レアルが優勝するためにマラガに賄賂を贈るということはありえませんが、結果的に優勝がかかった一戦で戦った相手が奇しくもマラガであったことから、優勝争いに全く関係のないマラガが100万ユーロ欲しさにホームゲームでありながら勝利へのモチベーションが低かった説があるとかないとか・・・。
まあ、選手や監督はそのような契約は知らないとは思いますので、試合そのものへの影響はないとは思われますが、レアルの優勝がかかった一戦の相手となってしまったことで、変な注目を浴びてしまっているとも言えますね。。。