本田招集でハリルホジッチの求心力はさらに低下のおそれか?

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2018年のワールドカップロシア大会出場をかけたアジア最終予選のUAEとタイとの試合に向け、代表メンバーがハリルホジッチ監督とサッカー協会から発表されました。

そこには、試合勘が懸念されていた、本田圭佑や長友佑都も名を連ねることとなりました。

特に本田圭佑に至っては、ACミランでの「飼い殺し」を選択したことで、常々「試合に出ていることが代表招集の条件」とまで口にしていたハリルホジッチ監督から今回ばかりは招集見送りの可能性が高いと思われていただけに意外な結果となりました。

ハリルホジッチ監督は本田圭佑をメンバー入りさせせた理由を、ミラノに直接会いにいった上で「今の日本代表は彼を必要としている」と、その存在の重要性を口にしました。

昨年からようやく日本代表の世代交代が実現する予感があっただけに、正直なところここで本田圭佑を呼ばないという選択をついにすると思われたハリルホジッチの決断は真逆のものでした。

代表選考にやっぱり協会やスポンサーの圧力?

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(出典:http://www.asahi.com/topics/word/ハリルホジッチ.html)

今回発表されたメンバーには、本田圭佑以外にも思わぬ選手の名前がありました。

MFとして、かつて日本代表で活躍した今野泰幸を選出ました。

まさかのベテランの名前や、GK川島も選ばれています。

さらには、今季は不遇のシーズンとなっているレスターの岡崎慎司も当たり前のように招集されています。

若手も呼びつつ、ベテランを増やす選択をしたハリルホジッチ。

このあたりは、正念場を迎えたアジア最終予選ということもあり、チャレンジよりも経験値による安定した戦いが出来る可能性を高めることを意識したのかもしれません。

そこにはもちろん、協会やスポンサーからのプレッシャーがあったことは言うまでもないでしょう。

実際問題として、W杯出場を懸けた一戦とはいえホームでのタイとの試合は、ここ最近の日本代表の人気下降ぎみの状況を踏まえれば、客入りなどを考えるとネームバリューのある選手をできるだけ多く入れておきたいというのが実情でしょう。

このあたりは、日本に限らずサッカー界では少からすあることなので、どうすることもできないのでしょう・・・。

それでも、例えば本田圭佑の動きをチーム合流後に間近でみた上でハリルホジッチが彼を試合に出すか否かは決断すると思われますので、協会などの意向が極端に強く反映されるかは微妙なところかもしれません。

俺が俺がの本田取集でハリルホジッチの求心力低下も?

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(出典:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=23453)

本田圭佑やまさかのベテラン追加招集で割りを食うのは、当然ながら若手や今大会で代表の中心選手へとなると思われた選手たちでしょう。

特にFWでは、大迫勇也、久保裕也・原口元気、浅野や宇佐美が名を連ねる中、本田圭佑や岡崎慎司を重要視するのか否かは、大きな注目を集めることでしょう。

特に大迫や久保については、所属チームでも高いパフォーマンスを見せているだけに、その起用法によっては選手たちの士気にも影響を及すかもしれませんし、「俺が俺が」の本田が顔をのぞかせれば、ハリルホジッチは基本的には何も行動を起こさない可能性は高いとみられます。

そうなれば、監督自身の求心力の低下にもつながるはず。

まさに、「本田とハリルのどっちが監督なの?」状態が再発するかもしれないのですから・・・。

現在2位につけるW杯の最終予選も正念場であり、ハリルジャパンそのものも正念場を迎えるのが、今回の2戦の注目ポイントなのかもしれません。

その上で「本田の代わりができる選手がいるのか?」とまで言い切ったハリルホジッチ監督は、その意図について他の選手にしっかり伝えることが求められることは言うまでもありません。

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