リーガ第16節 レアル・マドリード対セビージャの試合結果
この試合は、日程変更の関係で、前半戦延期となっていた試合となります。
レアルのクリスティアーノ・ロナウドは、前節に引き続き出場停止となります。
試合開始早々、ホームのレアル・マドリードにアクシデントが起こります。
センターバックのセルヒオ・ラモスが脚を痛めてプレー続行が出来ず、わずか8分でナチョ・フェルナンデスと交代となります。
問題が発生したのは、昨年から痛めていた太もものようです。
ペペが現在怪我で離脱中だけに、ラモスの怪我の具合が気になるところです。
このあたり選手の疲労に伴うと思われる怪我については、以前から懸念していたアンチェロッティ采配の弊害が、シーズン後半に入り次々現れ始めており、リーガだけでなくCLへの影響も気になるところです。
センターバックが2人怪我で離脱となれば、移籍を望んでいるとされるヴァランの存在は大きく、移籍させる訳にはいかない状況になりますが、ヴァランについては、チェルシーが獲得を狙っており(モウリーニョ監督が熱望?)ペペとセルヒオ・ラモスの怪我の具合にもよりますが、アンチェロッティがターンオーバーという考えがほぼない事が、今後のヴァランの動向にどれくらいの影響を与えるのか注目されます。
そんな中、前半11分、ハメス・ロドリゲスのゴールでホームのレアル・マドリードが先制します。
そして、レアル・マドリードにさらなるアクシデントが起こります。
前半26分、先制点を上げたハメス・ロドリゲスも脚を痛めてプレーが続行できず、ここでヘセと交代します。
まさかの前半で怪我で2つのカードきる事になります。
その直後に、セビージャにもアクシデントが起きます。
30分にキーパーのベトがゴール前でベンゼマと激突し、セリヒオ・レコと交代となります。
これで、前半早くも3人目の怪我による交代となり、嫌なムードが漂います。
その直後の35分、ヘセのゴールでホームのレアル・マドリードが追加点を上げます。
ここからセビージャにラフプレーが目立ち始めイエローカードが連発。
すでに怪我による交代で2枚のカードを切っているレアル・マドリードとしては、3枚目まで怪我による交代となることは避けたいところです。
試合は、後半に入ると前半に比べ静かな展開が目立ちますが、後半34分にイアゴのゴールでセビージャが1点を返します。
これでスコアは2対1となり、試合の行方はわからなくなります。
その後も、セビージャはアウエーでの勝ち点1を狙い果敢に攻撃を仕掛けますが、レアル・マドリードがこのまま逃げ切り勝ち点3を獲得。
しかし、この試合でのラモスとハメスの怪我、そして、不動のサイドバック、マルセロがイエローカードをもらってしまい、次節アトレティコ戦は出場停止となります。
今週末に行われる第22節は、アトレティコとのマドリードダービーが控えているレアル・マドリードとしては、ここ5試合直接対決では勝利のない相手だけに(3敗2分け)メンバー構成含め、アンチェロッティがどのような戦術でアトレティコ戦に望むのか注目です。