10月9日(金)から10月11日(日)に開催された、女子ゴルフのLPGAツアー「スタンレーレディス」で、今季5勝目を決めた、韓国のイ・ボミ。
最終日には、濃霧によって、開始時間が遅れたため、イン9ホールになるアクシデントがある中、前日首位に立った若林舞衣子を逆転し、最終的には3打差と大差をつけての勝利となりました。
この優勝で、年間獲得賞金は、1億7954万となり、国内女子ツアーでは史上最高額を更新しました。
2位につけている、テレサ・ルーとの差を6460万まで拡げ、亡き父と約束した賞金女王が、ついに目の前まできました。
母の一言で気持ちが楽に?賞金女王に死角なし
実は、テレサ・ルーの追い上げがプレッシャーとなっていたというイ・ボミ。
ツアーも終盤戦に突入し、かなりナーバスになっていたようです。
しかし、そんなイ・ボミの様子を察した母が、「2億円を超えることだけ考えなさい」と一言だけ告げたそうです。
たった一言でしたが、イ・ボミは一気に気持ちが楽になったそうで、驚く程気持ちが楽になったそうです。
母親というのは偉大なものです・・・。
やはり、ゴルフというスポーツは、メンタルの影響がいかにい大きいものか、が身を以て実感しているのかもしれませんね。
男子の獲得賞金超えの可能性も見えた?
イ・ボミが、スタンレーレディスで今季5勝目を飾った事で、賞金女王はほぼ間違いないと見ても良いでしょう。
年間獲得賞金2億円も、ついに現実味を帯びてきています。
そのことにより、新たに注目を集めているのが、男子の獲得賞金記録をも抜く可能性が出て来ていることなんです。
国内での男子の年間獲得賞金の記録は、2001年に、伊達利光が記録した、2億1793万4583円になります。
女子初の2億円が射程圏内となったイ・ボミ。
今季のツアーは、残り7戦。
簡単な数字ではありませんが、今季のイ・ボミの勝負強さなら、期待したくなるのも事実です。
スタンレーレディスで優勝直後には、ホストプロとして挑む、「マスターズGC」と、今季最終戦となる「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では優勝したいと口にいしたイ・ボミ。
この2つの大会で勝利を収めると、5000万強の賞金を獲得する事ができます。
即ち、それは、男子の最高額を超えることを意味します。
国内女子初の2億円、さらには男子の記録をも抜き去るという快挙を、イ・ボミがやってのけるのか?
ついに現実味を帯びてきた大記録の予感に、最終戦まで、イ・ボミから目が離せなくなってきましたね。