イタリアのACミランに所属する本田圭佑が、いよいよチーム内でのポジションが危うくなる気配となってきました。
今シーズンは、開幕前の予想に反し、スタメンでの出場に恵まれた本田圭佑。
しかし、チームは勝利するも、本田自身は、ミランの10番としての輝きは見られず、メディアやファンからも批判的な意見が日に日に増えているような状態です。
もしこれが、チームの敗戦に直結するような状況だったらと思うと、日本のファンとしてはゾッとするところですね・・・。
先日のリーグ戦、アウエーでのジェノアとの試合ではベンチスタートなり最後まで出番の無かった本田圭佑でしたが、チームは3試合ぶりに敗戦し、なんとも微妙な感じです。
本田圭佑が試合に出て活躍しなくてもチームは勝利し、試合に出なければ、敗れるという。。。
たまたまだとしても、なんだかもどかしい状況にあります。
だからといって、見せ場が無くてもチームが勝てば良しというわけにもいかないのが、名門の10番を背負うことの重みなのかもしれません。
ピッチでしっかり存在感を示して、その上でチームが勝利する。
ミランのファンが10番背負う本田圭佑に期待するのはまさにそういうことです。
ケガ人復帰で、今後はベンチスタートが決定的?冬の放出に現実味
本田圭佑が開幕からスタメンを獲得出来たのは、チームにケガ人が複数いたことと無関係ではないのでしょう。
そのうえ、問題児、バロテッリのこともあり、本田圭佑に追い風が吹いた事が確かでしょう。
しかし、その追い風を活かすことが出来ないまま、ファンにもメディアにも酷評されることになっている本田圭佑。
そこにきて、怪我でチームを離れていた選手が続々復帰の兆しが見えており、昨シーズン、ミランで最もゴールを決めている、ジェレミー・メネズ(FW)が、ついに復帰が目前に迫っているようです。
以前と比べ、幾分悪童ぶりが鳴りを潜めた?バロテッリもなんだかんだで調子を上げており、スタメン定着となる気配でもあります。
特に前線の選手が好調となった場合、トップ下というポジションそのものが戦術として減少する可能性もあるかもしれません。
そうなれば、本田圭佑のポジション争いはより過酷を極める事になるでしょう・・・。
このままベンチを温めるような展開になれば、冬の移籍市場での放出は避けられないような気配がただよっています。
ACミラン史上最低の10番の烙印を押されかねない状況の本田圭佑。
果たしてこの逆境を、はね除けるだけの力をここで見せてくれるのか?
ワールドカップの予選も相まって、日本のエースに正念場が続く事は間違いないでしょう・・・。