9月20日(日)に最終日を迎えた女子プロゴルフのLPGAツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」で、韓国のキム・ハヌルが、シーズン初優勝を飾りました。
2015年から日本のツアーに参加しているキム・ハヌル。
本人も「思ったより早かったです。」と試合後に口にするほど、初めての日本ツアーは、苦戦の連続でした。
しかし、2日目に首位に立つと、最終日も5バーディーとスコアを伸ばし首位をキープし、1打差で迫っていた、松森彩夏と申ジエを振りきりました。
試合前には、目標を11アンダーと設定していたキム・ハヌル。
最終的には、12アンダーまで伸ばし、「夢のような1日でした」と、日本でのツアー初優勝を素直に喜びました。
美人ゴルファーキム・ハヌルのプロフィール
キム・ハヌル(Ha-Neul Kim)
1988年12月17日生まれの26歳
出身:韓国京畿道富川市
身長:170センチ 体重:58キロ
12歳からゴルフを始める
先週のコニカミノルタ杯で、シーズン最高位の5位にまで躍進した勢いそのままに、東海クラシックで、日本のツアー19戦目に早くも初優勝を飾ったキム・ハヌル。
母国である韓国では、美人ゴルファーとして人気を博していたこともあり、日本でもまずそのビジュアル面が注目をされ、同郷のイ・ボミと比較されることもありました。
肝心のゴルフ面では、まだまだイ・ボミとは大きな差がありましたが、今回の東海クラシックで覚醒したキム・ハヌルが、今後、韓国美人ゴルファーとして、日本で一番人気のある、イ・ボミにどこまで迫れるか注目を集めそうです。
キム・ハヌル日本永住覚悟でツアーに参戦を決めた?
今年から日本のツアーへ参戦しているキム・ハヌルですが、当初からアメリカツアーという考えは無かったそうです。
日本が好きで、ツアーへの参戦を決めた際には、ずっと住む覚悟でやってきたことを明かしました。
韓国では、これまでに賞金女王を2度獲得し、人気・実力共に、韓国ではトッププロと呼んで良いキム・ハヌル。
しかし、日本での1年目は想像以上に厳しい現実を突きつけられたキム・ハヌルが決めたのが、ツアー参戦当初から、常にツアーに帯同していた両親と距離を置くというものでした。
異国での両親の存在は、確かに安心できるものでしたが、それが甘えに繋がっているという意識があり、先週のコニカミノルタ杯からは、一人でツアーへと参加することにしました。
その結果、先ほども申しましたが、コニカミノルタ杯では5位に躍進。
そして、今回の東海クラシック優勝。
改めて、そのポテンシャルの高さを証明したキム・ハヌルでした。
イ・ボミとは友人でありライバル?
今シーズン、女子として初の年間獲得賞金2億円が現実味を帯びている、イ・ボミ。
キム・ハヌルは、彼女と同い年でもあり友人でもあります。
韓国美人ゴルファーとして、人気面ではイ・ボミに迫るか、もしかしたら超えているかもしれませんが、ゴルフにおいては、まだまだライバルとはおこがましくて言えないと語っているキム・ハヌル。
ツアー中は、常におっかけがいることでも知られていますが、人気・実力で日本の女子プロゴル界を席巻するイ・ボミの存在は、まだまだ雲の上というところのようです・・・。
しかし、イ・ボミのライバルとなる日がそう遠くないことを感じさせてくれているのも事実。
来年はアメリカを主戦場にする可能性もあるとされるイ・ボミですが、出来る事なら2016年は、キム・ハヌルと共に日本のツアーをさらに盛り上げてほしいと願わずにはいられません。
そのためにも、キム・ハヌルが今回の初優勝で勢いに乗ってくれることを期待したいと思います。