この夏の移籍はなくなったACミランの本田圭祐。
しかし、冬の移籍市場で放出される可能性が消えた訳でなありません。
今シーズン、どれくらいの出場機会に恵まれるものなのか、未知数なところはありますが、相当なインパクトを残してチーム貢献しなければ、残留の見込みは低いと言えます。
本田圭祐の移籍先として、イングランドやドイツ、トルコまでもが候補に上がりましたが、冬の移籍市場では、中国が名乗りを上げる可能性が浮上しているようです。
中国の「爆買い」ビッククラブ広州恒大が本田圭祐を狙う?
中国マネーに物を言わせて成長を遂げているクラブと言えば、「広州恒大」です。
今年の6月には、2014年ワールドカップでブラジル代表監督を努めた、ルイス・フェリペ・スコラリ氏と契約を結びました。
スコラリ氏と言えば、アギーレ監督の後任監督候補にも上がっていたのは記憶の新しいところ。
名将を手に入れた広州恒大は、選手の補強でも、ブラジルのパウリーニョとロビーニョの2人を獲得しています。
ロビーニョに至っては、年俸14億円という、東アジアのクラブとは思えない大盤振る舞いを行いました・・・。
そんな広州恒大が、今後ターゲットとして日本人選手をリストアップしているとされており、その中に本田圭祐がいるのではないかと見られています。
クラブ世界一を目標の掲げる広州恒大としては、大物選手の獲得は必須ですが、「外国人枠」の問題があるため、本田圭祐がターゲットとなっているようです。
何故なら、中国での外国人枠に、アジアの選手は含まれないからです。
日本国籍の本田圭祐の場合は、「アジア枠」に該当するため、外国人枠に影響がないということなのです。
ここで気になるのは、本田圭祐が所属するACミランと中国の広州恒大は、2012年に業務提携を結んでいます。
広州恒大に移籍したロビーニョも、元々はACミランに所属しレンタル移籍でブラジルのサントスでプレーをしていました。
そんなロビーニョが広州恒大へ移籍したことに、ACミランがノータッチということはありえないでしょう。
そのことからも、近い将来、広州恒大が本田圭祐の獲得のためにACミランと話し合う可能性は否定できません・・・。
広州恒大へ本田圭祐が移籍するとは思えない
今後もクラブの強化を惜しまないであろう広州恒大ですが、本田圭祐の獲得は困難だと思われます。
いくらACミランと広州恒大が業務提携していても、選手の意思というものはあります。
29歳という年齢から、条件次第では本田圭祐の中国行きの可能性は少なからずあるという声もありますが、果たして彼のプライドがそれを許すでしょうか?
今夏オフには、完全に控え要員とまで揶揄された本田圭祐が、それでも「ミラン残留」を希望したのは、ステップアップしていったこれまでの歩みからダウンするのが嫌だと見る事も出来るような気もします・・・。
2018年のワールドカップロシア大会も目指すと公言している本田圭祐ですが、オフにはビジネスの方で積極的に飛び回っていました。
そのことからも、中国に行ってまで現役に拘るということが、本田圭祐の辞書にあるのか?
そんな気がします。
もし、広州恒大が本田圭祐を「爆買い」しようと思っても、彼のプライドの前では大金も無意味なのかもしれません・・・。